2016年07月15日

リエナクト CampMcCoy 基礎訓練 Vol.1 「COMBAT11」

御殿場SVGNET様主催のWW2イベント「COMBAT11」にて、BCoは国内での訓練を想定し、基礎訓練を実施しました。

想定は1942年夏のCampMcCoy(Wisconsin)です。

今回はメンバーの状況に合わせ、やや緩めの装備規定としましたので一部の装備に当時一般的に使用されていなかったものも使用されています。

リエナクト CampMcCoy 基礎訓練 Vol.1 「COMBAT11」

1942年当時のアメリカ陸軍の国内における訓練部隊では旧式の装備、被服が多く使用されていました。
写真のブラウンデニム服、ブルーデニム服、当時最新式の1StパターンHBT。
これらは当時、同じ部隊内でも混在して使用されていたようです。
これは日系第100大隊においても他の白人の部隊においても同様でした。


リエナクト CampMcCoy 基礎訓練 Vol.1 「COMBAT11」

リエナクト CampMcCoy 基礎訓練 Vol.1 「COMBAT11」

CampMcCoyにおいては、本来は木造の兵舎が使用される所、急な戦力増強の影響もあってM1934ピラミダルテントが兵舎として使用されていました。
日系第100大隊の兵士の中には、これも差別と考えた者もいたようですが、他のCampの白人部隊でも同様だったようです。

リエナクト CampMcCoy 基礎訓練 Vol.1 「COMBAT11」

リエナクト CampMcCoy 基礎訓練 Vol.1 「COMBAT11」

戦前、1個分隊の宿営用だったピラミダルテントは8人用でしたが、戦中に分隊の編成が12人になった為、ベッドを10台設置するようになりました。
今回は参加者が7名だったため、やや空間に空きがあります。
本来、ベッドの周囲は寝具などをきちんと並べ、整理整頓しなければなりません。
ちょっと片付けてないのでみっともないですね(反省)

リエナクト CampMcCoy 基礎訓練 Vol.1 「COMBAT11」

水嚢(戦後型)を設置。
水嚢はその構造から、汚れや異物を取り除く浄化装置としての役割もあります。
通常は後方から浄化された水が運ばれますが、前線で川等から汲んだ時用の薬品による水質検査や浄化方法もマニュアルに示されています。


リエナクト CampMcCoy 基礎訓練 Vol.1 「COMBAT11」

リエナクト CampMcCoy 基礎訓練 Vol.1 「COMBAT11」

メスエリアには食器の洗浄ラインが構築され、写真の大型バケツとイミュレーションヒーターと呼ばれる湯沸しストーブが設置されます。
洗浄ラインには4個のバケツが設置され1つ目は残飯入れ、2つ目は洗剤入りの熱湯でブラシを使用して食器を洗います。
3つ目の熱湯で洗剤をすすぎ、4つ目の熱湯で2度目のすすぎと、消毒を兼ねていました。

なお、本来は配食ラインにも熱湯バケツが置かれてあり、食事を受け取る前に煮沸消毒するようになっていました。


リエナクト CampMcCoy 基礎訓練 Vol.1 「COMBAT11」

初日の昼食は簡易な特別メニューとしてホットドッグを支給。
ソーセージを酢漬けキャベツを挟んだだけのシンプルなものです。


その後、悪天候もあって座学を中心に訓練を実施(写真無し)
訓練の合間に増加食としてドーナツとコーヒーを支給しました。


以下次回。











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Posted by 先任  at 22:33 │Comments(0)教練会(Training)

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