2018年06月08日
MVG2018 「さんごーExpo'18」 Vol.1
5月25,26日に軽井沢、浅間サーキットにて開催されました「MVG2018」に参加してきました。
今回のMVGでは、イベント内イベントとして「各国歩兵科掩体展示~ざんごーExpo'18」が開催されました。
これはソビエト労農赤軍リエナクターで構成される戦史研究クラブ『赤侍』の呼びかけで、日本中からWW2主要各国のリエナクター、23名が集結し、それぞれの陣営の戦時中または開戦直前の教範、マニュアルに則っての小銃兵用掩体が掘られ、展示すると言った内容のもので、我々BCoもその実施に全面的に協力、また各種の壕を掘って生活し、展示を行いました。
まずは、MVG2018でのBCoの活動について数回に渡ってご紹介いたします。
今回、構築した壕は3種類。
2人用小銃掩体、1人用退避壕、2人用退避壕です。
まず、陣地選定。壕はそのそれぞれの役目を持っており、役割に適した位置に掘らなければ意味がありません。
また、その上で掘るのに適した地形、地物も利用します。
今回は「展示」が主任務ですので、「ざんごーExpo」会場で、見学通路からよく見える位置で経始を行います。
経始をきちんと実施しなければ、きちんとした穴は掘れません。
面倒でもちゃんと行いましょう。
経始が済んだら構築開始。
ここの土地は堆積火山灰のおかげで大変掘りやすく、携帯シャベルでザクザク掘る事ができました。
構築の最中も他国軍リエナクターや見学者の見学を受けます。
それぞれのユニットがお互いに相手を参考とし、磨きあう事は向上への近道でありとても有意義です。
とにかく掘ります。
2人用は大きい穴が必要ですが、2人で交代しながら掘り進めます。
ある程度掘り進んだら、途中で計測用の紐を利用して掘る大きさが間違ってないか参考にしました。
なお、実際の兵士達は戦地で掘る頃にはしっかり訓練されておりこのような紐を使う事は無かったかと思います。
以下次回。
今回のMVGでは、イベント内イベントとして「各国歩兵科掩体展示~ざんごーExpo'18」が開催されました。
これはソビエト労農赤軍リエナクターで構成される戦史研究クラブ『赤侍』の呼びかけで、日本中からWW2主要各国のリエナクター、23名が集結し、それぞれの陣営の戦時中または開戦直前の教範、マニュアルに則っての小銃兵用掩体が掘られ、展示すると言った内容のもので、我々BCoもその実施に全面的に協力、また各種の壕を掘って生活し、展示を行いました。
まずは、MVG2018でのBCoの活動について数回に渡ってご紹介いたします。
今回、構築した壕は3種類。
2人用小銃掩体、1人用退避壕、2人用退避壕です。
まず、陣地選定。壕はそのそれぞれの役目を持っており、役割に適した位置に掘らなければ意味がありません。
また、その上で掘るのに適した地形、地物も利用します。
今回は「展示」が主任務ですので、「ざんごーExpo」会場で、見学通路からよく見える位置で経始を行います。
経始をきちんと実施しなければ、きちんとした穴は掘れません。
面倒でもちゃんと行いましょう。
経始が済んだら構築開始。
ここの土地は堆積火山灰のおかげで大変掘りやすく、携帯シャベルでザクザク掘る事ができました。
構築の最中も他国軍リエナクターや見学者の見学を受けます。
それぞれのユニットがお互いに相手を参考とし、磨きあう事は向上への近道でありとても有意義です。
とにかく掘ります。
2人用は大きい穴が必要ですが、2人で交代しながら掘り進めます。
ある程度掘り進んだら、途中で計測用の紐を利用して掘る大きさが間違ってないか参考にしました。
なお、実際の兵士達は戦地で掘る頃にはしっかり訓練されておりこのような紐を使う事は無かったかと思います。
以下次回。
2017年08月19日
この戦場は南方2 イベントレポ3
WW2日米戦イベント「この戦場は南方2」に参加、協力してきました。
http://espg.militaryblog.jp/
このイベントはBCoにも参加してくれている裸バイク氏(ラ・バイクと読む)が主催しています、いわばリエナクトメントの準備段階的なイベントであり、特に初心者や若い世代にも参加して欲しいと言う思いを込めて開催されています。
イベントの流れとしては今後リエナクトメントに参加するにあたって、より楽しむ為の教育や実技、また戦闘再現の体験を中心に主催スタッフを含む参加者全員で交流を深める事も目的としており、大変良いイベントだったと思います。
イベントにおける戦闘再現の部分は前々回のブログで紹介致しました。
http://kfir.militaryblog.jp/e867795.html"
今回は我々の敵側を演じて下さった海兵隊の紹介と、先日投稿したFacebookの「Living History~ show your impressions.」と言うグループで受けた海外のリエナクター、研究家達からの評価を紹介したいと思います。
7月15日~16日の2日間にわたって開催されたイベントでしたが、猛暑の中大変多くのご参加がありました。
今回、海兵隊側も多くの参加があり、防御として充分な陣容でした。
特に今回目を引いたのは。。。。
これです。
ガチの有刺鉄線。
主催の「実際に鉄条網を構築する大変さ、更に切除して突破する行程を体験してもらいたい」と言う意思から準備されたものでしたが、我々攻撃側としては斥候で初めてホンモノの鉄条網を目の当たりにし、驚きました。
いやいやいやいや、おいおいマジかよ。 と言う感じですw
笑い事ではありませんが。
海兵隊の皆様の苦労により、かなり長い範囲で鉄条網は構築され、しかも主要な部分は半屋根型になってると言うとんでもなさ。
凄まじかったです。
なお、これら鉄条網による障害の突破の様子は前々回のブログをご覧下さい。
こちらは海兵隊の朝食風景です。
主催の要望があって、私が10in1レーションを準備しました。
メニューは朝食がスパム、アスパラガス、シリアル、砂糖、缶ミルク、コーヒー。
昼食はパーティアルユニット(携行食)のコンビーフハッシュ缶、クラッカー、チョコレートバー、レモンジュース、ガムでした。
いつもながら味はどうか知りませんが、程よい再現度だったと自負しておりますw
以上で「この戦場は南方2」のレポート終わりですが、最後に前述したFBのグループ「Living History~ show your impressions.」での評価を紹介します。
なおこのグループは参加者を1万5千人を越える大きな物で、世界中のリエナクターや歴史研究者が参加しています。
批判される事は少ない、グループではありますが日本からの投稿で400を越える「イイネ」を頂けた事は大変嬉しく思います。
参加して下さった皆さんの協力のおかげ、と感謝しています。
選んだ写真は5枚。いずれも写真家でアメリカからの留学中のスペンサー・コハン氏が撮影したものです。
以下は投稿に対して書かれたコメントです。
アプリによる日本語訳が併記されています。
なお、この「Living History~ show your impressions.」のグループは非公開ではありますが、facebookに登録されていれば、参加を申請すれば簡単に許可されるかと思います。
世界の様々は着装(軍装に限らない)趣味の人々と交流するのも面白いですよ。
https://www.facebook.com/groups/276536462442923/
http://espg.militaryblog.jp/
このイベントはBCoにも参加してくれている裸バイク氏(ラ・バイクと読む)が主催しています、いわばリエナクトメントの準備段階的なイベントであり、特に初心者や若い世代にも参加して欲しいと言う思いを込めて開催されています。
イベントの流れとしては今後リエナクトメントに参加するにあたって、より楽しむ為の教育や実技、また戦闘再現の体験を中心に主催スタッフを含む参加者全員で交流を深める事も目的としており、大変良いイベントだったと思います。
イベントにおける戦闘再現の部分は前々回のブログで紹介致しました。
http://kfir.militaryblog.jp/e867795.html"
今回は我々の敵側を演じて下さった海兵隊の紹介と、先日投稿したFacebookの「Living History~ show your impressions.」と言うグループで受けた海外のリエナクター、研究家達からの評価を紹介したいと思います。
7月15日~16日の2日間にわたって開催されたイベントでしたが、猛暑の中大変多くのご参加がありました。
今回、海兵隊側も多くの参加があり、防御として充分な陣容でした。
特に今回目を引いたのは。。。。
これです。
ガチの有刺鉄線。
主催の「実際に鉄条網を構築する大変さ、更に切除して突破する行程を体験してもらいたい」と言う意思から準備されたものでしたが、我々攻撃側としては斥候で初めてホンモノの鉄条網を目の当たりにし、驚きました。
いやいやいやいや、おいおいマジかよ。 と言う感じですw
笑い事ではありませんが。
海兵隊の皆様の苦労により、かなり長い範囲で鉄条網は構築され、しかも主要な部分は半屋根型になってると言うとんでもなさ。
凄まじかったです。
なお、これら鉄条網による障害の突破の様子は前々回のブログをご覧下さい。
こちらは海兵隊の朝食風景です。
主催の要望があって、私が10in1レーションを準備しました。
メニューは朝食がスパム、アスパラガス、シリアル、砂糖、缶ミルク、コーヒー。
昼食はパーティアルユニット(携行食)のコンビーフハッシュ缶、クラッカー、チョコレートバー、レモンジュース、ガムでした。
いつもながら味はどうか知りませんが、程よい再現度だったと自負しておりますw
以上で「この戦場は南方2」のレポート終わりですが、最後に前述したFBのグループ「Living History~ show your impressions.」での評価を紹介します。
なおこのグループは参加者を1万5千人を越える大きな物で、世界中のリエナクターや歴史研究者が参加しています。
批判される事は少ない、グループではありますが日本からの投稿で400を越える「イイネ」を頂けた事は大変嬉しく思います。
参加して下さった皆さんの協力のおかげ、と感謝しています。
選んだ写真は5枚。いずれも写真家でアメリカからの留学中のスペンサー・コハン氏が撮影したものです。
以下は投稿に対して書かれたコメントです。
アプリによる日本語訳が併記されています。
なお、この「Living History~ show your impressions.」のグループは非公開ではありますが、facebookに登録されていれば、参加を申請すれば簡単に許可されるかと思います。
世界の様々は着装(軍装に限らない)趣味の人々と交流するのも面白いですよ。
https://www.facebook.com/groups/276536462442923/
2017年07月31日
この戦場は南方2 イベントレポ2
WW2日米戦イベント「この戦場は南方2」に参加、協力してきました。
http://espg.militaryblog.jp/
このイベントはBCoにも参加してくれている裸バイク氏(ラ・バイクと読む)が主催しています、いわばリエナクトメントの準備段階的なイベントであり、特に初心者や若い世代にも参加して欲しいと言う思いを込めて開催されています。
イベントの流れとしては今後リエナクトメントに参加するにあたって、より楽しむ為の教育や実技、また戦闘再現の体験を中心に主催スタッフを含む参加者全員で交流を深める事も目的としており、大変良いイベントだったと思います。
イベントにおける戦闘再現の部分は前回のブログで紹介致しました。
http://kfir.militaryblog.jp/e867795.html"
今回はイベント全般についてご紹介したいと思います。
7月15日~16日の2日間にわたって開催されたイベントでしたが、猛暑の中大変多くのご参加がありました。
日本軍、大天幕(同型代用品)
初日は防御にあたるアメリカ軍参加者は陣地と障害の構築が、攻撃にあたる日本軍参加者には主に教育が行われました。
サバイバルゲームと違い、軍隊の行動を模擬、再現するイベントですのでただ軍装して戦えば良いと言うものではありません。
今回はもちろん、日本で今後も開催されるイベントの規模を考慮し、主に歩兵中隊以下の部隊規模での行動について教育を実施しました。
小隊、分隊、班、個人とそれぞれにセオリーとも言うべき行動内容が定められており、それに従って行動しなければ部隊での作戦は出来ません。
当たり前の話ではありますが、このあたりをきちんと実施しているイベントは国内でも多くは無く、また欧米のリエナクトメントでもWW2以降の物ではほとんど見られないそうです。
座学による行動の教育に続き、休憩を挟んで(暑いですから。。。)、各個の戦闘動作について簡単に訓練をします。
本来は徒手(銃を持たない時)の動作からしっかり基本教練を実施して行いますが、時間の制約もあり、またあくまでイベント向けと言うことで、射撃姿勢や伏せ、発進動作、匍匐について簡単に実施しました。
何度も書いてますが、これらの動作はお金をかけずに「リアルに見せる」もっとも基本的な方法であり、リエナクトメントにおいては実物装備や兵器、銃に関する知識よりも遥かに重要です。
イベント時のみならず、普段の開いた時間に繰り返し練習する事で更に大きな効果が生まれるでしょう。
また、今回は省いた基本教練を含めた各個の動作等については「軍事法規研究会」様が教育ビデオを作製し、有償ですが配布されております。大変分かりやすく、参考になりますのでお勧めいたします。
軍事法規研究会 webサイト
https://gunhouken.amebaownd.com/
さて、訓練の後夕刻には実際に斥候を行いました。
これについては前項で紹介していますので省きます。
夜間はリエナクトとは離れ、親睦会と言うことでバーベキューが実施されました。
とある筋によると、参加者から集めた参加費は翌日の再現食代、資材と場所の借り切りに消え、バーベキューは主催からのサービスだったとか。
とにかくすごい肉の量で、手伝いの私も延々2時間近くひたすた肉の塊を切る作業に追われましたw
米軍調理器具の肉切り包丁(knife Butcher 16inch)が大活躍しました♪
バーベキュー後も深夜までビールを片手に方々で談義が盛り上がっていました。
次回、最終レポに続きます。
http://espg.militaryblog.jp/
このイベントはBCoにも参加してくれている裸バイク氏(ラ・バイクと読む)が主催しています、いわばリエナクトメントの準備段階的なイベントであり、特に初心者や若い世代にも参加して欲しいと言う思いを込めて開催されています。
イベントの流れとしては今後リエナクトメントに参加するにあたって、より楽しむ為の教育や実技、また戦闘再現の体験を中心に主催スタッフを含む参加者全員で交流を深める事も目的としており、大変良いイベントだったと思います。
イベントにおける戦闘再現の部分は前回のブログで紹介致しました。
http://kfir.militaryblog.jp/e867795.html"
今回はイベント全般についてご紹介したいと思います。
7月15日~16日の2日間にわたって開催されたイベントでしたが、猛暑の中大変多くのご参加がありました。
日本軍、大天幕(同型代用品)
初日は防御にあたるアメリカ軍参加者は陣地と障害の構築が、攻撃にあたる日本軍参加者には主に教育が行われました。
サバイバルゲームと違い、軍隊の行動を模擬、再現するイベントですのでただ軍装して戦えば良いと言うものではありません。
今回はもちろん、日本で今後も開催されるイベントの規模を考慮し、主に歩兵中隊以下の部隊規模での行動について教育を実施しました。
小隊、分隊、班、個人とそれぞれにセオリーとも言うべき行動内容が定められており、それに従って行動しなければ部隊での作戦は出来ません。
当たり前の話ではありますが、このあたりをきちんと実施しているイベントは国内でも多くは無く、また欧米のリエナクトメントでもWW2以降の物ではほとんど見られないそうです。
座学による行動の教育に続き、休憩を挟んで(暑いですから。。。)、各個の戦闘動作について簡単に訓練をします。
本来は徒手(銃を持たない時)の動作からしっかり基本教練を実施して行いますが、時間の制約もあり、またあくまでイベント向けと言うことで、射撃姿勢や伏せ、発進動作、匍匐について簡単に実施しました。
何度も書いてますが、これらの動作はお金をかけずに「リアルに見せる」もっとも基本的な方法であり、リエナクトメントにおいては実物装備や兵器、銃に関する知識よりも遥かに重要です。
イベント時のみならず、普段の開いた時間に繰り返し練習する事で更に大きな効果が生まれるでしょう。
また、今回は省いた基本教練を含めた各個の動作等については「軍事法規研究会」様が教育ビデオを作製し、有償ですが配布されております。大変分かりやすく、参考になりますのでお勧めいたします。
軍事法規研究会 webサイト
https://gunhouken.amebaownd.com/
さて、訓練の後夕刻には実際に斥候を行いました。
これについては前項で紹介していますので省きます。
夜間はリエナクトとは離れ、親睦会と言うことでバーベキューが実施されました。
とある筋によると、参加者から集めた参加費は翌日の再現食代、資材と場所の借り切りに消え、バーベキューは主催からのサービスだったとか。
とにかくすごい肉の量で、手伝いの私も延々2時間近くひたすた肉の塊を切る作業に追われましたw
米軍調理器具の肉切り包丁(knife Butcher 16inch)が大活躍しました♪
バーベキュー後も深夜までビールを片手に方々で談義が盛り上がっていました。
次回、最終レポに続きます。
2017年07月28日
「この戦場は南方2」
WW2日米戦イベント「この戦場は南方2」に参加、協力してきました。
このイベントはBCoにも参加してくれている裸バイク氏(ラ・バイクと読む)が主催しています、いわばリエナクトメントの準備段階的なイベントであり、特に初心者や若い世代にも参加して欲しいと言う思いを込めて開催されています。
イベントの流れとしては今後リエナクトメントに参加するにあたって、より楽しむ為の教育や実技、また戦闘再現の体験を中心に主催スタッフを含む参加者全員で交流を深める事も目的としており、大変良いイベントだったと思います。
今回はイベントの中でも中心だった戦闘再現に関して簡単なレポートと写真を紹介致します。
なお、写真については当日、カメラマンとして参加してくれた留学生のスペンサー・コハン氏によるものです。
当日、主催サイドから了承は得ていますが、もし掲載に不都合がありましたらご連絡下さい。
以下はイベントで私が主催指名によりやらせて頂いた、日本軍第2分隊の記録です。
※写真があまりなく、第1分隊の物も混ざっております。
15日
第1小隊長
1500 ナマコ山北側への斥候命令受領、命令下達後速やかに前進開始。
前進経路 ナマコ山南側の谷に沿って北東へ進み、尾根に出る経路。
1515 谷を抜け尾根に到着。前方約70mに鉄条網らしき障害を確認。
1525 更に近接し、鉄条網の構成を確認。半屋根型一線、ナマコ山南側の広場を東西にジグザグに走る。
また、構築作業中の米海兵隊5名を確認。
この敵兵については、作業を継続しつつ、西方向へ移動し、視界から消える。
1530 一度尾根まで戻り、東へ前進。北道からナマコ山北側へ至る経路の斥候を実施。
北道のナマコ山麓に杭数本を確認。
1540杭を発見した地点付近の陣地等を調査するため、再度斥候の準備中に敵兵1名が接近。
捕縛に失敗、逃走されたため我が分隊の位置は暴露されたと判断、速やかに後退し集結地へと帰投。
帰投後、小隊長に斥候結果並びに発見された件を報告。
16日
0830 攻撃命令を小隊長より下達。次いで戦闘指導を受ける。
戦闘指導中。
命令、状況の内容については概ね以下の通り。
・連隊は師団の先遣として明日以降○○一帯を通過、北上するため前進準備中である。
・中隊は連隊の前進を支援するため、16日1700までに集結地を出発、ナマコ山一帯を陣地占領し、以後の攻撃を容易にする。
・我が第1小隊は中隊の右第一線となり、1700までにナマコ山一帯を陣地占領し、中隊の前進を支援する。
・障害突破に際し大隊工兵から支援を受ける。
・攻撃準備、突撃支援について連隊砲兵の支援を受ける。
・第2分隊は1000前進を開始。
小隊の右、第一線となり1300ナマコ山北側を攻撃、占領せよ。
命令受領後、分隊員を集合させ命令下達。
次いで、前進開始に余裕を持った準備を行うよう命ずる。
0945 第1小隊集合。小隊長の訓示を受けた後、弾薬と携行食を受領。
1000 第1小隊前進開始。
第1分隊及び小隊指揮班(派遣工兵含む)は湖畔道を前進。
我が第2分隊は北道を前進し、敵陣前70m(実際の距離)の位置にて待機、歩哨を立てつつ偽装、弾薬等の攻撃準備を行う。
1030 第一次斥候の派出。
2名を持って北道を進み、敵の障害と陣容の確認を実施させる。
1045 第一次斥候帰隊。
鉄条網の位置、構成を確認。
1100 第二次斥候の派出。
分隊長直率により3名で実施。
北道からの攻撃経路及び障害の状況について更なる確認を実施。
1115 第二次斥候帰隊。
歩哨による警戒を継続しつつ、分隊員には交代で携行食を摂らせる。
1130頃
小隊長より伝令
「小隊は1300より攻撃を開始する。第一分隊は1240より前面の敵障害に突破口を開設する」
上記を受けて、助攻たる第2分隊は1235より突破口開設の為の行動を起こし、主攻たる第一分隊を援護する方針を決定。
1145 第三次斥候の派出。
2組長以下3名で実施。
北道より西側からの前進経路を調査させる。
1210 第三次斥候帰隊。
1225からの行動開始を決定し、各位に準備を下令。
1225 小隊長より伝令。
「第2分隊は1240よりナマコ山北側一帯へ射撃を加え、第一分隊の前進並びに工兵による突破口開設を援護せよ」
上記を受け、行動開始時刻を5分遅らせた1230とする。
1230 第2分隊前進開始。1組は北道を前進し、敵陣前にて待機。2組は三次斥候にて確認した西側の経路より前進し、敵陣前にて待機させる。
1240 第2分隊1組、敵障害に肉薄し射撃開始。
その射撃を合図として2組前進、鉄条網を切除し、突破口を開設する。
当初は突破口開設を持って一時的に後退する予定であったが、第1分隊及び小隊指揮班による主攻突破口開設を援護するため、第2分隊は敵陣前に留まり射撃による支援を継続する。
1250 主攻突破口開設、小隊長より突撃準備下令。
分隊に対し突撃準備下令。
1300 第1小隊、突撃開始。
第2分隊は小隊長命により、事前に開設した突破口より突入後、主に右翼(東側)へと展開、ナマコ山北側斜面に突撃、これを制圧占拠する。
敵残存は後退。
以後、中隊主力と交代する1700までの間、占領地域を維持、警戒する。
戦闘報告終わり。
第2分隊集合写真。
第2分隊長(笑)
以上、戦闘を主においたレポートでした。
時間については実際のイベントの中での時間で記載しています。
本来は夜間にも斥候を実施し、また未明の攻撃を企図するのが通常ではありますが、イベントとしてディフォルメして行っています。
なお、前述しましたがこのイベントは「リエナクトメント」てはありません。
何故ならばリエナクトメントとは実際にあった事柄の再現活動であり、軍隊の再現においては戦域、時期、部隊等が設定され、その中で行われる物だからです。
しかしながら現実問題として「完全な再現」は不可能であり、また行動内容としてはリエナクトメントと言うに充分な物であったと思います。
これに戦域、部隊、時期の設定を加えた「リエナクトメント」が実施できる頃合いがようやく出来てきた、と感じる事ができました。
主催スタッフの皆様、そして日米両軍の参加者の皆様、お疲れ様でした。
大変勉強になる、良いイベントでした。
また次回はイベント全般のレポートを上げたいと思います。
インフォメーション
8月12日夕方より舞鶴の先任邸にてBBQ会を開催します。
参加資格は特にありませんが、予算は材料費の頭割りになりますので3~4千円程度ご用意下さい。
雑魚寝になりますが、そのまま宿泊OKです。
むしろ朝まで飲んで遊びたいと思います(笑)
参加を希望される方はメッセージやメール等で到着予定時間、交通手段等をご連絡下さい。
車両はそれなりの台数大丈夫です。
また電車、バスで来られる方は東舞鶴駅までの送迎があります。
2017年07月10日
MVG2017 参加レポート Vol.4(最終)
6月16~18日にかけて軽井沢、旧浅間サーキットにて開催されましたミリタリーの祭典、MVG2017に参加してきました。
今回のイベントでの参加レポートはメンバーとして参加してくれたGJ氏のレポートでお送りさせていただきます。
【6/18】天気:曇り
5:00 天幕の隙間から薄明りが見える頃、ふと体中がこそばゆく目が覚める。傍に置いてあった眼鏡を取って被っていた毛布を捲ると蟻だらけで驚いて天幕から跳び出た。隣で寝ていたAbbを起きてしまい、「寒い…」と呟いて寝ぼけ眼の彼に剥がれた毛布を掛け直してあげて天幕の入り口を閉じた。本部テントへ目をやるとKleineが既に起きていて軽く話をした後、調理場へ向かう。
昨夜寝る前、KP長に「5:00に起きてバーナーを点火して湯を沸かしておいてくれ」と言われていたが、調理場へ向かうと既にKP長が居て点火して湯を沸かしていた。どうやら昨晩は03:00まで宴会をしていたらしく、そのまま起きていたそうだ。6:00までする事がないので、洗顔・トイレを済ませて宿営地を遠くから眺めていた。この日も朝霧が凄く宿営地以外は回りは全く見えなかった。
6:00 霧が晴れ始めた頃、Ravaも起きて朝食準備に取り掛かる。
【朝食メニュー:食パン(ミンチ肉入りホワイトソースがけ)・ミックスベジタブル&スクランブルエッグ・パイン・コーヒー】
ミンチ肉入りホワイトソースを作るので再度ミンチ機を準備し少量の牛肉をミンチにしていく。Lavaが平鍋でミンチ肉を炒めている間に、私はフードコンテナにお湯を入れ粉末卵をかき混ぜる。そのままもう一つの平鍋の蓋に流し込みミックスベジタブルと混ぜてスクランブルエッグを作る。横ではRavaが炒めたミンチ肉にホワイトソースとお湯を入れ掻き混ぜていた。コーヒーを濃い目に作り、パイン缶を空け、配食台へ並べて時間通り7:00から配食を開始した。
配食完了し調理機材を片付けた後、夕方にはトラックで移動する為、午前中にテント群の撤収を始めた。
まずは個人天幕を畳み個人装備を掌握。次に中隊本部とスモールウォールの中の機材を出して外に纏めておいておく。昨日配線した有線も忘れずに掘り起しコードリールに巻いて綺麗に回収していく。そうこうしている内に昼食準備の時間になったので私とRavaは調理場へ戻る。
【昼食メニュー:オートミール・ポーク&ビーンズ・ハッシュポテト・フルーツポンチ・コーヒー】
このメニューにあるオートミールは、私自身が軍の食事の中で一番嫌いなヤツだ。恐らくコレを1週間食えと言われて耐えられる者はいないだろと思う程マズイ。もう袋から広げた時点で不味そうだ。鳥のエサじゃないか。お湯をひたひたに入れた後は蓋をして蒸しておく。その間にチリ味のポーク&ビーンズの缶を開け、大鍋に入れて温める。乾燥したポテトをフードコンテナに開けお湯で溶かしたらホクホクのハッシュポテトの出来上がり。フルーツポンチ缶を空け、コーヒーを作り配食台に並べて準備完了。この宿営地での最後の配食を開始する。
其々のメスパンに盛っていくが、色合いが赤と白しかない。さらにオートミールが何故か糸を引いている。。。(腐っているわけではない) 私は嫌がらせの様に兵たちのメスパンに山盛りオートミールを盛っていく。食べた事が無いのか無味なのを知らないのか塩コショウも付けずにいく者もいた。案の定、昨日の昼とは打って変わって皆黙って不満そうな顔で食べていた。
自分たちはマズイ事を知っているので少しだけメスパンに取って頂く。一口パクリ。。。ウン、マズイ。。。ポーク&ビーンズと混ぜて口にかき込みコーヒーで胃に流し込んだ。最後にフルーツポンチで口直し。
早々に調理機材を片付け、そのまま調理場(ラージウォール)も片付けていく。少尉とLavaが先に離脱するという事で2人の荷物だけ先に纏めてトラックに積み込んでいく。合間を見て、自分の荷物もある程度纏めていく。
日暮れ前には全ての機材をトラックに積み終わり、御疲れのコークを皆で頂き、撤収した。
これでここでの活動は終わり。
別の場所で腹を空かして待っている兵たちの元へ向かうとします。
1944.06.25 T5 GJ
今回、とにかく忙しく、また記録員が参加できなかったため、まともに写真がありません。。。w
次回は「第2回 この戦場は南方」 でお会いしましょう♪
今回のイベントでの参加レポートはメンバーとして参加してくれたGJ氏のレポートでお送りさせていただきます。
【6/18】天気:曇り
5:00 天幕の隙間から薄明りが見える頃、ふと体中がこそばゆく目が覚める。傍に置いてあった眼鏡を取って被っていた毛布を捲ると蟻だらけで驚いて天幕から跳び出た。隣で寝ていたAbbを起きてしまい、「寒い…」と呟いて寝ぼけ眼の彼に剥がれた毛布を掛け直してあげて天幕の入り口を閉じた。本部テントへ目をやるとKleineが既に起きていて軽く話をした後、調理場へ向かう。
昨夜寝る前、KP長に「5:00に起きてバーナーを点火して湯を沸かしておいてくれ」と言われていたが、調理場へ向かうと既にKP長が居て点火して湯を沸かしていた。どうやら昨晩は03:00まで宴会をしていたらしく、そのまま起きていたそうだ。6:00までする事がないので、洗顔・トイレを済ませて宿営地を遠くから眺めていた。この日も朝霧が凄く宿営地以外は回りは全く見えなかった。
6:00 霧が晴れ始めた頃、Ravaも起きて朝食準備に取り掛かる。
【朝食メニュー:食パン(ミンチ肉入りホワイトソースがけ)・ミックスベジタブル&スクランブルエッグ・パイン・コーヒー】
ミンチ肉入りホワイトソースを作るので再度ミンチ機を準備し少量の牛肉をミンチにしていく。Lavaが平鍋でミンチ肉を炒めている間に、私はフードコンテナにお湯を入れ粉末卵をかき混ぜる。そのままもう一つの平鍋の蓋に流し込みミックスベジタブルと混ぜてスクランブルエッグを作る。横ではRavaが炒めたミンチ肉にホワイトソースとお湯を入れ掻き混ぜていた。コーヒーを濃い目に作り、パイン缶を空け、配食台へ並べて時間通り7:00から配食を開始した。
配食完了し調理機材を片付けた後、夕方にはトラックで移動する為、午前中にテント群の撤収を始めた。
まずは個人天幕を畳み個人装備を掌握。次に中隊本部とスモールウォールの中の機材を出して外に纏めておいておく。昨日配線した有線も忘れずに掘り起しコードリールに巻いて綺麗に回収していく。そうこうしている内に昼食準備の時間になったので私とRavaは調理場へ戻る。
【昼食メニュー:オートミール・ポーク&ビーンズ・ハッシュポテト・フルーツポンチ・コーヒー】
このメニューにあるオートミールは、私自身が軍の食事の中で一番嫌いなヤツだ。恐らくコレを1週間食えと言われて耐えられる者はいないだろと思う程マズイ。もう袋から広げた時点で不味そうだ。鳥のエサじゃないか。お湯をひたひたに入れた後は蓋をして蒸しておく。その間にチリ味のポーク&ビーンズの缶を開け、大鍋に入れて温める。乾燥したポテトをフードコンテナに開けお湯で溶かしたらホクホクのハッシュポテトの出来上がり。フルーツポンチ缶を空け、コーヒーを作り配食台に並べて準備完了。この宿営地での最後の配食を開始する。
其々のメスパンに盛っていくが、色合いが赤と白しかない。さらにオートミールが何故か糸を引いている。。。(腐っているわけではない) 私は嫌がらせの様に兵たちのメスパンに山盛りオートミールを盛っていく。食べた事が無いのか無味なのを知らないのか塩コショウも付けずにいく者もいた。案の定、昨日の昼とは打って変わって皆黙って不満そうな顔で食べていた。
自分たちはマズイ事を知っているので少しだけメスパンに取って頂く。一口パクリ。。。ウン、マズイ。。。ポーク&ビーンズと混ぜて口にかき込みコーヒーで胃に流し込んだ。最後にフルーツポンチで口直し。
早々に調理機材を片付け、そのまま調理場(ラージウォール)も片付けていく。少尉とLavaが先に離脱するという事で2人の荷物だけ先に纏めてトラックに積み込んでいく。合間を見て、自分の荷物もある程度纏めていく。
日暮れ前には全ての機材をトラックに積み終わり、御疲れのコークを皆で頂き、撤収した。
これでここでの活動は終わり。
別の場所で腹を空かして待っている兵たちの元へ向かうとします。
1944.06.25 T5 GJ
今回、とにかく忙しく、また記録員が参加できなかったため、まともに写真がありません。。。w
次回は「第2回 この戦場は南方」 でお会いしましょう♪
2017年07月08日
MVG2017 参加レポート Vol.3
6月16~18日にかけて軽井沢、旧浅間サーキットにて開催されましたミリタリーの祭典、MVG2017に参加してきました。
今回のイベントでの参加レポートはメンバーとして参加してくれたGJ氏のレポートでお送りさせていただきます。
【6/17】天気:快晴
06:00 起床。たっぷり寝れたので目覚めがよかった。高度が高いからなのか朝霧が発生して辺り一面真っ白になっていた。すると霧の中からジープに乗ったKleineがやってきた。久しぶりに会った彼に宿営地を案内した後、調理場へ向かうと既にKP長がバーナーに火を点けて湯を沸かす準備をしていた。
【朝食メニュー:シリアル・スクランブルエッグ・スパム・胡瓜の塩もみ・パイン・コーヒー】
KP長の指示の下、大量のスパムを缶から出し1個を8当分に切り分け、レンジの上に平鍋の蓋をひっかり返し置き、切り分けたスパムを並べていく。フライ返しでスパムの両面を焼いていき、配給トレーの上に並べていき、そのまま平鍋に残ったスパムの油を使い、湯で溶いた粉末卵を焼きスクランブルエッグを作る。その間に他の食材も調理・準備して、当初の時間より若干オーバーしてしまったが配食を開始した。
配食が終わった後、Seignolle・Journal・Abbも徒歩にて合流。Ravaと軽く調理機材を片付けした後、中隊本部前に全員集合し少尉から今後の予定が言い渡された。私は中隊本部に広げたままだった毛布・テントロール一式を片付け、個人装具を持って個人天幕を立てる場所へ移動。4枚組みの個人天幕1棟と2枚組みの個人天幕2棟を建てて本日の就寝場所を確保する。少尉の指示の下、6人で個人天幕を建てていき、4枚組みの個人天幕を建てた所で私たちKPは昼飯の準備に調理場へ戻り、後は残りの者に任せて個人天幕を組み立ててもらった。
【昼食メニュー:食パン・ハンバーグ・マッシュルームスープ・茹で野菜・コーヒー・フルーツ】
10:00 調理場へ戻った私は、Rava氏と大量の牛肉をミンチ機でひたすら回しトレイ山盛りのミンチ肉を作っていく。それに粉を入れ混ぜ、手のひらサイズに成形して55個の種を作って平鍋でしっかり焼いていく。ハンバーグから溢れ出る肉汁と香ばしい香りがテント内に広がり、つまみ食いしたい気持ちを我慢しつつ熱いレンジの前で額に汗を掻きながらハンバーグをひっくり返す。同時にRavaが濃縮マッシュルームスープをお湯で溶かしスープを作り、野菜を茹で、コーヒーを作り、フルーツ缶を開けていく。KP長は調子の悪いバーナーを修理していた。高度が高く空気が薄い所為か火の点きも悪かった。洗浄場のヒーターもいつの間にか消えている事が多々あった。
私がハンバーグをひっくり返している頃、調理場の裏側では、少尉主導の下、コードリールとシャベルを片手に有線の配線作業が行われており、車両が多く通るので道を跨ぐ所はシャベルで溝を掘り、有線が踏まれないように埋設していた。私が調理場の隙間から見た時は、ひと段落したのか煙草を一服している姿が見えた。その時、少尉がなぜか下着姿だったのは謎である。。。
調理を進めていると調理場の前に真新しい制服に物腰の柔らかそうな人物がKP長と親しそうに話していた。(誰だ?)と思ったが、頭のシルバーの2本線のピンバックを見て直ぐに大尉(=中隊長)だと言う事が分かり慌ててその場で敬礼をした。来る事は聞いていたが実際に目にするのは初めてだったので一目で分からなかった。その後、近くに居た本部要員に「私の荷物は何処に置いたらいい?」と尋ねて、中隊本部へ案内されていった。
そうこうしている内に最後の焼きあがったハンバーグをトレーに乗せ終えると、KP長の「メ~スコ~ル!!!」という号令が宿営地内に響き渡る。私は熱々のハンバーグが山盛り乗ったトレーをテント前の配食台に持っていき、兵士たちが来るのを待った。
12:00 前線から戻ってきた歩兵、機甲部隊、空挺隊員とあらゆる科の兵たちが装具を下ろし、メスパン・キャンティーンをカチカチと鳴らしながらやってきた。みな余程腹が減っていたのか、はたまた碌な物を口にしていなかったのか口々に「ヤッホー!ハンバーグだ!」と喜んで受け取っていき、メスホールで美味そうに食事を取っていた。
仲間の兵たちがメスホールで食事を始めていると、宿営地の奥から明らかに友軍ではない緑色のウール服の兵たちが暗い表情で食器を持ってやってきた。どうやら先日の戦闘で捕虜となったドイツ兵たちのようだ。我々のところまで来るとカタコトの英語で「ショクジヲクダサイ」と言って来たので私たちは笑顔でOKと答えた。ドイツ兵たちの顔が一気に笑顔になる。我先に並び食事を貰おうと差し出された食器だが普段のメスパンと違い飯盒だった為、盛り付けに困っり食材も入れずらかった。何とか振り分けて入れる事ができたが、この時思ったのが米軍のメスパンがいかに合理的なのかと実感した。一方でドイツ兵たちが持っていたスプーンとフォークが一体化した物は凄く魅力的で、今度戦場で見かけた時は拾っておこうと思った。
私たちが配食している間、横では大尉が腕を組みながらぼんやりと周囲を見回していた。初めは捕虜を監視でもしているのかと思ったが、後で人伝に聞いた話では各テントの配置場所を確認し、自分ならどう配置するか思案していたそうだ。
全ての兵士が食べ終わり帰っていったら私たちの飯の番だ。エプロンを外しテント横に吊るしていたメスパン・キャンティーンを手に取り、すっかり冷めてしまった飯をKP各々が盛ってメスホールに腰掛けて食べ始まる。食べていると轟音と土埃を立てながら宿営地内を数台のジープとバイクとハーフトラックが先程飯を食べ終えた兵士を満載にして通り過ぎていく。この機甲部隊は前線へ行く様だが何かあったのだろうか?と横目にハンバーグを口に頬り込む。飯を食べ終えメスパンを洗い一息つくと今までの疲れがドッとでてきた。正直しんどかった。が休んでいる暇もなく、調理で使った機材を洗っていき外で乾かしておく。
夕食の準備まで時間ができたので誰も居なくなったメスホールで横になり仮眠を取った。途中、少尉に起こされて「ココで寝るな。個人天幕で寝ろよ」と言われたが目が覚めてしまったので天幕内の個人装具を整え寝床を作った後は宿営地内をぶらぶらした。何やら従軍記者が来ているらしく、カメラを首からぶら下げ紙と鉛筆を手に宿営地内をウロウロしていた。良い記事が書けそうか?と聞くと満面の笑みを返された。又、遠くからは50口径の発射音が時折響いていた。敵の斥候がきているのだろうか?そうこうしている内に夕食の準備時間となり調理場へ向かう。
【夕食メニュー:食パン・クラムチャウダー・ブロッコリー・ピーチ・コーヒー】
16:00 このメニューの時は手間が少なく比較的調理が楽だった。
ブロッコリーを茹で、クラムチャウダーをお湯で溶かせば、ほぼ調理は完了。後は食パンを出し、ピーチ缶を開け、コーヒーを作り配食台に並べ、腹を空かした兵士たちがやってくるのを待ち配った。
途中、大尉が他の現場にも行かなくてはいけないという事で少尉・KP長に軽い挨拶をした後、足早に去っていった。上は上で戦闘はしなくても別で大変そうである。
20:00 機材を片付けたら、ハムとチーズを入れたフードコンテナとバド&コークのビンを腕いっぱいに抱え、中隊本部に行き皆で宴会を始めた。歌ったり笑ったり楽しい話題で盛り上がり、途中で機甲部隊の隊長達が本部へ訪れ、少尉と意気投合して凄く話が弾んでいた。また昼間の従軍記者がやってきて機甲部隊の隊長に近況を事細かに聞きだしていた。本場のインタビューというのを初めて間近で見て、おぉ実際こんな感じなのかぁ~と思っていた。
00:00 楽しい時間はあっという間に過ぎて気付けば日が変わっていたので、まだ盛り上がっている中隊本部を後にして自分の個人天幕に潜り明日に備えて寝た。
・
・
・
レポート3へ続く
やばい。。。写真が全然無いw
インフォメーション
第二回となる日米戦イベント「この戦場は南方」が開催されます。
日本陸軍歩兵(兵階級)として参加可能な人員を募集いたします。
※なお、参加申し込みは7月9日までです!
espg.militaryblog.jp/e847409.html
開催日時:2017年7月15(土)1000~16日(日)1600
参加費:4000円
開催場所:御殿場市内(詳細は参加者の方にのみお知らせします)
内容
イベントとしての想定は厳密には定められておりません。
ここでは1944年の南方島嶼守備隊を基本として装備の参考に上げさせていただきますが、イベント趣旨は軍装の正確さではなく行動を求めるものです。
なので、主催側から示される装備規定を満たしていれば参加可能です。
・前日より教練並びに訓練を実施、交流を深め、日本陸軍歩兵について学びあいたいと思います。
・期間中の食事(土曜昼~日曜昼の4食)は部隊で管理し、準備配食致します(飯盒等の供出お願いします)
・初日の教練および生活については、ここに参加に意思を示して下さった方で実施したいと思います。
・2日目は戦闘状況に入る為、主催側から指定される編成に入り、指揮官の指示により行動いたします。
※「この戦場は南方」に参加される日本兵全員を統制するものではありません。
参加される中で、一緒に行動、生活したい方の募集です。
・必須項目(主催による)
鉄帽
戦帽
軍衣袴(襦袢可)
帯革
銃剣(合法の物)
巻脚絆(ゲートル)
編上靴(地下足袋可)
小銃(三八式 九九式 代用可)
その他、あると尚良い物
雑嚢 水筒 鉄帽覆い 擬装網 など
参考被服
九八式/三式夏衣袴 もしくは十七年制防暑衣袴も可。※濃緑不可
十七年制夏襦袢(いわゆる防暑襦袢)※濃緑不可
十三年制略帽 垂布
巻脚絆
雑嚢(後期の形式推奨)
昭五式/九九式水筒(昭五式水筒紐共※形式不問)
昭五式編上靴(表革など規格低下品可。茶皮のアンクルブーツ代用可) もしくは地下足袋も可。
九〇式鉄帽(偽装網装着)
襟章(織出製三式襟章推奨)着用要領については軍衣、襦袢共に吊下げ式台座使用とし、右胸物入れ上に着用。
1等兵、2等兵推奨。上等兵は事前もしくは当日指定。
吊下げ式階級章当日貸出し可能。
兵器
三十年式銃剣(属品として帯革、剣差)
三八式歩兵銃。属品として前盒×2 後盒×1
(戦闘時にその他の火器を使用される方はご相談下さい。 なお、その場合でも教練は小銃での参加になります)
軽機関銃、擲弾筒等の使用可能な方も募集します。
・推奨項目(案)
被服
靴下(白色のもの)
手袋(いわゆる軍手。全体が白色のもの)
十七年制夏袴下(いわゆる防暑袴下)※濃緑不可
九九式被甲(携帯袋共)
九九式背嚢(九三式背負袋可)
雨外套(九八式、三式)
携帯天幕(支柱、控杭共)
ロ号飯盒(いわゆる現代の兵式ハンゴーと同型のもの)
食器(箸匙アルミコップなど)
個人用偽装網
被服手入具(小刀、糸巻、保革油)
認識票
毛布
日用品
兵器
九七式手榴弾
八九/九八式円匙
小銃実包(安全品)
(小銃用)油缶
衛生材料
三九式包帯包
野営
大天幕使用による管理野営を予定。
土曜夜は状況を切り、宴会とする予定ですが極力雰囲気を保てるようご協力をお願いします。
※参加者の希望があれば夜間状況も考慮します。
上記内容は仮の状態です。
後日変更、修正して行きます。
まずは参加可能か否かの回答をお願い致します。
↓下記は主催の告知ページです。
ご確認をお願い致します。
espg.militaryblog.jp/e847409.html
参加申込みについては、基本各自でお願いします。
私の方でまとめて申込みも可能ですが、その際は御連絡下さい。
また、すでに申し込まれた方、これから各個に申込みする方もその旨、連絡下さると助かります。
なお関西から参加される方。ハイエース便4名まで乗れます。
14日(金)夜中に関西発、16日夜に関西着で行動予定です。
今回のイベントでの参加レポートはメンバーとして参加してくれたGJ氏のレポートでお送りさせていただきます。
【6/17】天気:快晴
06:00 起床。たっぷり寝れたので目覚めがよかった。高度が高いからなのか朝霧が発生して辺り一面真っ白になっていた。すると霧の中からジープに乗ったKleineがやってきた。久しぶりに会った彼に宿営地を案内した後、調理場へ向かうと既にKP長がバーナーに火を点けて湯を沸かす準備をしていた。
【朝食メニュー:シリアル・スクランブルエッグ・スパム・胡瓜の塩もみ・パイン・コーヒー】
KP長の指示の下、大量のスパムを缶から出し1個を8当分に切り分け、レンジの上に平鍋の蓋をひっかり返し置き、切り分けたスパムを並べていく。フライ返しでスパムの両面を焼いていき、配給トレーの上に並べていき、そのまま平鍋に残ったスパムの油を使い、湯で溶いた粉末卵を焼きスクランブルエッグを作る。その間に他の食材も調理・準備して、当初の時間より若干オーバーしてしまったが配食を開始した。
配食が終わった後、Seignolle・Journal・Abbも徒歩にて合流。Ravaと軽く調理機材を片付けした後、中隊本部前に全員集合し少尉から今後の予定が言い渡された。私は中隊本部に広げたままだった毛布・テントロール一式を片付け、個人装具を持って個人天幕を立てる場所へ移動。4枚組みの個人天幕1棟と2枚組みの個人天幕2棟を建てて本日の就寝場所を確保する。少尉の指示の下、6人で個人天幕を建てていき、4枚組みの個人天幕を建てた所で私たちKPは昼飯の準備に調理場へ戻り、後は残りの者に任せて個人天幕を組み立ててもらった。
【昼食メニュー:食パン・ハンバーグ・マッシュルームスープ・茹で野菜・コーヒー・フルーツ】
10:00 調理場へ戻った私は、Rava氏と大量の牛肉をミンチ機でひたすら回しトレイ山盛りのミンチ肉を作っていく。それに粉を入れ混ぜ、手のひらサイズに成形して55個の種を作って平鍋でしっかり焼いていく。ハンバーグから溢れ出る肉汁と香ばしい香りがテント内に広がり、つまみ食いしたい気持ちを我慢しつつ熱いレンジの前で額に汗を掻きながらハンバーグをひっくり返す。同時にRavaが濃縮マッシュルームスープをお湯で溶かしスープを作り、野菜を茹で、コーヒーを作り、フルーツ缶を開けていく。KP長は調子の悪いバーナーを修理していた。高度が高く空気が薄い所為か火の点きも悪かった。洗浄場のヒーターもいつの間にか消えている事が多々あった。
私がハンバーグをひっくり返している頃、調理場の裏側では、少尉主導の下、コードリールとシャベルを片手に有線の配線作業が行われており、車両が多く通るので道を跨ぐ所はシャベルで溝を掘り、有線が踏まれないように埋設していた。私が調理場の隙間から見た時は、ひと段落したのか煙草を一服している姿が見えた。その時、少尉がなぜか下着姿だったのは謎である。。。
調理を進めていると調理場の前に真新しい制服に物腰の柔らかそうな人物がKP長と親しそうに話していた。(誰だ?)と思ったが、頭のシルバーの2本線のピンバックを見て直ぐに大尉(=中隊長)だと言う事が分かり慌ててその場で敬礼をした。来る事は聞いていたが実際に目にするのは初めてだったので一目で分からなかった。その後、近くに居た本部要員に「私の荷物は何処に置いたらいい?」と尋ねて、中隊本部へ案内されていった。
そうこうしている内に最後の焼きあがったハンバーグをトレーに乗せ終えると、KP長の「メ~スコ~ル!!!」という号令が宿営地内に響き渡る。私は熱々のハンバーグが山盛り乗ったトレーをテント前の配食台に持っていき、兵士たちが来るのを待った。
12:00 前線から戻ってきた歩兵、機甲部隊、空挺隊員とあらゆる科の兵たちが装具を下ろし、メスパン・キャンティーンをカチカチと鳴らしながらやってきた。みな余程腹が減っていたのか、はたまた碌な物を口にしていなかったのか口々に「ヤッホー!ハンバーグだ!」と喜んで受け取っていき、メスホールで美味そうに食事を取っていた。
仲間の兵たちがメスホールで食事を始めていると、宿営地の奥から明らかに友軍ではない緑色のウール服の兵たちが暗い表情で食器を持ってやってきた。どうやら先日の戦闘で捕虜となったドイツ兵たちのようだ。我々のところまで来るとカタコトの英語で「ショクジヲクダサイ」と言って来たので私たちは笑顔でOKと答えた。ドイツ兵たちの顔が一気に笑顔になる。我先に並び食事を貰おうと差し出された食器だが普段のメスパンと違い飯盒だった為、盛り付けに困っり食材も入れずらかった。何とか振り分けて入れる事ができたが、この時思ったのが米軍のメスパンがいかに合理的なのかと実感した。一方でドイツ兵たちが持っていたスプーンとフォークが一体化した物は凄く魅力的で、今度戦場で見かけた時は拾っておこうと思った。
私たちが配食している間、横では大尉が腕を組みながらぼんやりと周囲を見回していた。初めは捕虜を監視でもしているのかと思ったが、後で人伝に聞いた話では各テントの配置場所を確認し、自分ならどう配置するか思案していたそうだ。
全ての兵士が食べ終わり帰っていったら私たちの飯の番だ。エプロンを外しテント横に吊るしていたメスパン・キャンティーンを手に取り、すっかり冷めてしまった飯をKP各々が盛ってメスホールに腰掛けて食べ始まる。食べていると轟音と土埃を立てながら宿営地内を数台のジープとバイクとハーフトラックが先程飯を食べ終えた兵士を満載にして通り過ぎていく。この機甲部隊は前線へ行く様だが何かあったのだろうか?と横目にハンバーグを口に頬り込む。飯を食べ終えメスパンを洗い一息つくと今までの疲れがドッとでてきた。正直しんどかった。が休んでいる暇もなく、調理で使った機材を洗っていき外で乾かしておく。
夕食の準備まで時間ができたので誰も居なくなったメスホールで横になり仮眠を取った。途中、少尉に起こされて「ココで寝るな。個人天幕で寝ろよ」と言われたが目が覚めてしまったので天幕内の個人装具を整え寝床を作った後は宿営地内をぶらぶらした。何やら従軍記者が来ているらしく、カメラを首からぶら下げ紙と鉛筆を手に宿営地内をウロウロしていた。良い記事が書けそうか?と聞くと満面の笑みを返された。又、遠くからは50口径の発射音が時折響いていた。敵の斥候がきているのだろうか?そうこうしている内に夕食の準備時間となり調理場へ向かう。
【夕食メニュー:食パン・クラムチャウダー・ブロッコリー・ピーチ・コーヒー】
16:00 このメニューの時は手間が少なく比較的調理が楽だった。
ブロッコリーを茹で、クラムチャウダーをお湯で溶かせば、ほぼ調理は完了。後は食パンを出し、ピーチ缶を開け、コーヒーを作り配食台に並べ、腹を空かした兵士たちがやってくるのを待ち配った。
途中、大尉が他の現場にも行かなくてはいけないという事で少尉・KP長に軽い挨拶をした後、足早に去っていった。上は上で戦闘はしなくても別で大変そうである。
20:00 機材を片付けたら、ハムとチーズを入れたフードコンテナとバド&コークのビンを腕いっぱいに抱え、中隊本部に行き皆で宴会を始めた。歌ったり笑ったり楽しい話題で盛り上がり、途中で機甲部隊の隊長達が本部へ訪れ、少尉と意気投合して凄く話が弾んでいた。また昼間の従軍記者がやってきて機甲部隊の隊長に近況を事細かに聞きだしていた。本場のインタビューというのを初めて間近で見て、おぉ実際こんな感じなのかぁ~と思っていた。
00:00 楽しい時間はあっという間に過ぎて気付けば日が変わっていたので、まだ盛り上がっている中隊本部を後にして自分の個人天幕に潜り明日に備えて寝た。
・
・
・
レポート3へ続く
やばい。。。写真が全然無いw
インフォメーション
第二回となる日米戦イベント「この戦場は南方」が開催されます。
日本陸軍歩兵(兵階級)として参加可能な人員を募集いたします。
※なお、参加申し込みは7月9日までです!
espg.militaryblog.jp/e847409.html
開催日時:2017年7月15(土)1000~16日(日)1600
参加費:4000円
開催場所:御殿場市内(詳細は参加者の方にのみお知らせします)
内容
イベントとしての想定は厳密には定められておりません。
ここでは1944年の南方島嶼守備隊を基本として装備の参考に上げさせていただきますが、イベント趣旨は軍装の正確さではなく行動を求めるものです。
なので、主催側から示される装備規定を満たしていれば参加可能です。
・前日より教練並びに訓練を実施、交流を深め、日本陸軍歩兵について学びあいたいと思います。
・期間中の食事(土曜昼~日曜昼の4食)は部隊で管理し、準備配食致します(飯盒等の供出お願いします)
・初日の教練および生活については、ここに参加に意思を示して下さった方で実施したいと思います。
・2日目は戦闘状況に入る為、主催側から指定される編成に入り、指揮官の指示により行動いたします。
※「この戦場は南方」に参加される日本兵全員を統制するものではありません。
参加される中で、一緒に行動、生活したい方の募集です。
・必須項目(主催による)
鉄帽
戦帽
軍衣袴(襦袢可)
帯革
銃剣(合法の物)
巻脚絆(ゲートル)
編上靴(地下足袋可)
小銃(三八式 九九式 代用可)
その他、あると尚良い物
雑嚢 水筒 鉄帽覆い 擬装網 など
参考被服
九八式/三式夏衣袴 もしくは十七年制防暑衣袴も可。※濃緑不可
十七年制夏襦袢(いわゆる防暑襦袢)※濃緑不可
十三年制略帽 垂布
巻脚絆
雑嚢(後期の形式推奨)
昭五式/九九式水筒(昭五式水筒紐共※形式不問)
昭五式編上靴(表革など規格低下品可。茶皮のアンクルブーツ代用可) もしくは地下足袋も可。
九〇式鉄帽(偽装網装着)
襟章(織出製三式襟章推奨)着用要領については軍衣、襦袢共に吊下げ式台座使用とし、右胸物入れ上に着用。
1等兵、2等兵推奨。上等兵は事前もしくは当日指定。
吊下げ式階級章当日貸出し可能。
兵器
三十年式銃剣(属品として帯革、剣差)
三八式歩兵銃。属品として前盒×2 後盒×1
(戦闘時にその他の火器を使用される方はご相談下さい。 なお、その場合でも教練は小銃での参加になります)
軽機関銃、擲弾筒等の使用可能な方も募集します。
・推奨項目(案)
被服
靴下(白色のもの)
手袋(いわゆる軍手。全体が白色のもの)
十七年制夏袴下(いわゆる防暑袴下)※濃緑不可
九九式被甲(携帯袋共)
九九式背嚢(九三式背負袋可)
雨外套(九八式、三式)
携帯天幕(支柱、控杭共)
ロ号飯盒(いわゆる現代の兵式ハンゴーと同型のもの)
食器(箸匙アルミコップなど)
個人用偽装網
被服手入具(小刀、糸巻、保革油)
認識票
毛布
日用品
兵器
九七式手榴弾
八九/九八式円匙
小銃実包(安全品)
(小銃用)油缶
衛生材料
三九式包帯包
野営
大天幕使用による管理野営を予定。
土曜夜は状況を切り、宴会とする予定ですが極力雰囲気を保てるようご協力をお願いします。
※参加者の希望があれば夜間状況も考慮します。
上記内容は仮の状態です。
後日変更、修正して行きます。
まずは参加可能か否かの回答をお願い致します。
↓下記は主催の告知ページです。
ご確認をお願い致します。
espg.militaryblog.jp/e847409.html
参加申込みについては、基本各自でお願いします。
私の方でまとめて申込みも可能ですが、その際は御連絡下さい。
また、すでに申し込まれた方、これから各個に申込みする方もその旨、連絡下さると助かります。
なお関西から参加される方。ハイエース便4名まで乗れます。
14日(金)夜中に関西発、16日夜に関西着で行動予定です。
2017年07月05日
MVG2017 参加レポート Vol.2
6月16~18日にかけて軽井沢、旧浅間サーキットにて開催されましたミリタリーの祭典、MVG2017に参加してきました。
今回のイベントでの参加レポートはメンバーとして参加してくれたGJ氏のレポートでお送りさせていただきます。
『 1944 6/25 アメリカ陸軍 34師団 442連隊 100大隊 B中隊 Pfc.GJ 』
※時計を所持していなかったので、時間は推定
1944 6/16 イタリア チビタベッキア近郊 後方地域
先日の「サン・ガレーノ高地の戦闘」を終え、ローマ北方にて442連隊と合流すべく待機・準備中
【6/16】天気:快晴
03:00 先日の戦闘を終え、後方地域でのKP(糧食)作業をする為、私は機材が満載されたトラックを運転して夜道を走っていた。流石に今回は先日の様な暗い寒い暑い辛い思いをする事は無いので気楽だなと思いながらハンドルを握る。
05:30 予定の集合地点にて中尉とLava氏と合流し3名で現地へ向かう。
06:00 現地でテントの設営場所を打ち合わせしていると間も無くKP長も到着。配食時の人の流れを考慮しつつ、各テントの設営場所を決め、トラックの荷台から機材を下ろしていく。それにしても凄い機材の量だ。荷卸しだけでも重労働だ。
08:00 荷卸しが完了したら、ラージウォール(KP場)・ピラミダル(中隊本部)・スモールウォール(将校就寝用)・ラージフライ(メスホール食堂)を指定場所に建てる。4人ではかなりの重労働でテント1棟建てる毎に休憩していき、昼前には何とかラージ・ピラミダル・スモールを建てる。途中、ペグの挿し直しが何度かあり今後の挿し直しを減らす為、現状のペグ位置を確認しておく。また休憩の合間に戦争前はデザイナーをやっていたというLava氏が各テントの看板文字「HQ」「KP」「MessHoll」をチョークで芸術的な文字で書いていた。私は横で感嘆な声を漏らしながら眺めていた。
途中、昼食のKレーションを設営途中の中隊本部で頂くが、このレーション、先日の戦闘でも食べた覚えがある。。。「相変わらず乾き物ばっかだな」と皆でブツブツ文句を言いながら梱包されているフィルムを開けていく。何時ものごとく、私はタバコを喫煙者(中尉)に渡し、マッチとペーパーは胸ポケットに仕舞う。
14:00 レーションを片付けたら、最後のテントのラージフライを建てて次は機材の搬入&設置だ。
・ラージウォールの奥にフィールドレンジ2台を水平になるように設置
・ラージフライの下には弾薬箱と天板でメスホール用の机・椅子を配置
・トラッシュ缶3台に水を張りメスホールの横に並べ、中にヒーターを設置し洗浄ラインを配置
・同じくトラッシュ缶1台に水を張りKPテント横に置き、配食前の洗浄場を配置
・ポール3本を組み大型水嚢を掛け中に水を入れ、水汲み場を配置
・ランタンのマントルを交換しガソリンを注油
・フィールドレンジのバーナーと洗浄機ヒーターのタンクにガソリンを注油(バーナーは圧を掛けておく)
・掲示板を組立て設置
・中隊本部内に暖炉(煙突)を組立て設置
・KPの調理台を配置
・糧食の材料数の確認
・
・
・
思い出しただけでも書き出したが(まだあったと思うが)、よくこれだけの作業を4人で行ったものだと今になって思う。。。正直この時点で大分疲れていたが、へばってはいられない。なんと夕暮れまでに大体を設営し終え、休む間もなく夕食の準備に取り掛かる。
【夕食メニュー:ライス・チキンヘカ・卵】
18:00 湯を沸かす為、フィールドレンジのガスバーナーを点火しなくていけなかったが久々の扱いで操作方法を忘れてしまいKP長の手を借りて点火してもらい、手を煩わせてしまった。その為、ライスを炊く時間が無くなり、急遽ライスからパンへ変更となった。既に時間を大きくロスしたので急ぎ残りの作業をし、何とか初日の配食を行なった。初日とあって、配食数も少なかった。
21:00 この日は軽く調理場を片付けした後、そのまま中隊本部へ。昼間にシェルターハーフ(寝床)を建てる暇が無かった私たちに中尉の配慮で中隊本部で寝ることができた。地面にレインコート・シェルターハーフ・毛布の順に敷きそれらに包まり、ポール・ペグを枕に横になる。昨晩の移動であまり寝てなかったのも相まって21:00ではあったが直ぐに眠りについた。
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レポート2へ続く
今回のイベントでの参加レポートはメンバーとして参加してくれたGJ氏のレポートでお送りさせていただきます。
『 1944 6/25 アメリカ陸軍 34師団 442連隊 100大隊 B中隊 Pfc.GJ 』
※時計を所持していなかったので、時間は推定
1944 6/16 イタリア チビタベッキア近郊 後方地域
先日の「サン・ガレーノ高地の戦闘」を終え、ローマ北方にて442連隊と合流すべく待機・準備中
【6/16】天気:快晴
03:00 先日の戦闘を終え、後方地域でのKP(糧食)作業をする為、私は機材が満載されたトラックを運転して夜道を走っていた。流石に今回は先日の様な暗い寒い暑い辛い思いをする事は無いので気楽だなと思いながらハンドルを握る。
05:30 予定の集合地点にて中尉とLava氏と合流し3名で現地へ向かう。
06:00 現地でテントの設営場所を打ち合わせしていると間も無くKP長も到着。配食時の人の流れを考慮しつつ、各テントの設営場所を決め、トラックの荷台から機材を下ろしていく。それにしても凄い機材の量だ。荷卸しだけでも重労働だ。
08:00 荷卸しが完了したら、ラージウォール(KP場)・ピラミダル(中隊本部)・スモールウォール(将校就寝用)・ラージフライ(メスホール食堂)を指定場所に建てる。4人ではかなりの重労働でテント1棟建てる毎に休憩していき、昼前には何とかラージ・ピラミダル・スモールを建てる。途中、ペグの挿し直しが何度かあり今後の挿し直しを減らす為、現状のペグ位置を確認しておく。また休憩の合間に戦争前はデザイナーをやっていたというLava氏が各テントの看板文字「HQ」「KP」「MessHoll」をチョークで芸術的な文字で書いていた。私は横で感嘆な声を漏らしながら眺めていた。
途中、昼食のKレーションを設営途中の中隊本部で頂くが、このレーション、先日の戦闘でも食べた覚えがある。。。「相変わらず乾き物ばっかだな」と皆でブツブツ文句を言いながら梱包されているフィルムを開けていく。何時ものごとく、私はタバコを喫煙者(中尉)に渡し、マッチとペーパーは胸ポケットに仕舞う。
14:00 レーションを片付けたら、最後のテントのラージフライを建てて次は機材の搬入&設置だ。
・ラージウォールの奥にフィールドレンジ2台を水平になるように設置
・ラージフライの下には弾薬箱と天板でメスホール用の机・椅子を配置
・トラッシュ缶3台に水を張りメスホールの横に並べ、中にヒーターを設置し洗浄ラインを配置
・同じくトラッシュ缶1台に水を張りKPテント横に置き、配食前の洗浄場を配置
・ポール3本を組み大型水嚢を掛け中に水を入れ、水汲み場を配置
・ランタンのマントルを交換しガソリンを注油
・フィールドレンジのバーナーと洗浄機ヒーターのタンクにガソリンを注油(バーナーは圧を掛けておく)
・掲示板を組立て設置
・中隊本部内に暖炉(煙突)を組立て設置
・KPの調理台を配置
・糧食の材料数の確認
・
・
・
思い出しただけでも書き出したが(まだあったと思うが)、よくこれだけの作業を4人で行ったものだと今になって思う。。。正直この時点で大分疲れていたが、へばってはいられない。なんと夕暮れまでに大体を設営し終え、休む間もなく夕食の準備に取り掛かる。
【夕食メニュー:ライス・チキンヘカ・卵】
18:00 湯を沸かす為、フィールドレンジのガスバーナーを点火しなくていけなかったが久々の扱いで操作方法を忘れてしまいKP長の手を借りて点火してもらい、手を煩わせてしまった。その為、ライスを炊く時間が無くなり、急遽ライスからパンへ変更となった。既に時間を大きくロスしたので急ぎ残りの作業をし、何とか初日の配食を行なった。初日とあって、配食数も少なかった。
21:00 この日は軽く調理場を片付けした後、そのまま中隊本部へ。昼間にシェルターハーフ(寝床)を建てる暇が無かった私たちに中尉の配慮で中隊本部で寝ることができた。地面にレインコート・シェルターハーフ・毛布の順に敷きそれらに包まり、ポール・ペグを枕に横になる。昨晩の移動であまり寝てなかったのも相まって21:00ではあったが直ぐに眠りについた。
・
・
・
レポート2へ続く
2017年06月28日
MVG2017 参加レポート Vol.1
6月16~18日にかけて軽井沢、旧浅間サーキットにて開催されましたミリタリーの祭典、MVG2017に参加してきました。
今回から4回程にかけて紹介して行きたいと思います。
MVGとは「MilitaryCollection」「vehicle」「AirsoftGame」の総合協力イベントと言う意味で、サムズミリタリ屋様の主催により、昨年がプレ・イベント、今年が第1回として開催されました。
主催発表によると約30台の軍用車両と、300人の参加があったそうです。
今年の第1回でイベントの形は出来たので、来年以降は宣伝も強化し、更に多くの参加を募ってアジア最大のミリタリーのお祭りにして行きたい、と主催は語っておられましたが、実際に大変良いイベントだったと思います。
来年も6月上旬を予定するとの事でした。
情報が開示され次第、当ブログでも紹介し、またBCoとして参加してくれる方も募集して行きたいと思います。
今回のMVG2017ではBCoの参加者は9名。
主催から依頼のあったKP(糧食班)の再現展示、及び実際の再現食の配給を中心に、食堂、食器洗浄場、中隊本部や将校用宿営テント等を展開し、WW2のアメリカ軍野営地(の一部)の再現、展示を行いました。
BCoでの参加人数が増えれば、小銃小隊(の分隊)や火器小隊の迫撃砲班、機関銃班等を編成して、更に大きな規模での再現、展示も可能になるかと思います。 ぜひ、ご協力をお願いします。
インフォメーション
第二回となる日米戦イベント「この戦場は南方」が開催されます。
日本陸軍歩兵(兵階級)として参加可能な人員を募集いたします。
espg.militaryblog.jp/e847409.html
開催日時:2017年7月15(土)1000~16日(日)1600
参加費:4000円
開催場所:御殿場市内(詳細は参加者の方にのみお知らせします)
内容
イベントとしての想定は厳密には定められておりません。
ここでは1944年の南方島嶼守備隊を基本として装備の参考に上げさせていただきますが、イベント趣旨は軍装の正確さではなく行動を求めるものです。
なので、主催側から示される装備規定を満たしていれば参加可能です。
・前日より教練並びに訓練を実施、交流を深め、日本陸軍歩兵について学びあいたいと思います。
・期間中の食事(土曜昼~日曜昼の4食)は部隊で管理し、準備配食致します(飯盒等の供出お願いします)
・初日の教練および生活については、ここに参加に意思を示して下さった方で実施したいと思います。
・2日目は戦闘状況に入る為、主催側から指定される編成に入り、指揮官の指示により行動いたします。
※「この戦場は南方」に参加される日本兵全員を統制するものではありません。
参加される中で、一緒に行動、生活したい方の募集です。
・必須項目(主催による)
鉄帽
戦帽
軍衣袴(襦袢可)
帯革
銃剣(合法の物)
巻脚絆(ゲートル)
編上靴(地下足袋可)
小銃(三八式 九九式 代用可)
その他、あると尚良い物
雑嚢 水筒 鉄帽覆い 擬装網 など
参考被服
九八式/三式夏衣袴 もしくは十七年制防暑衣袴も可。※濃緑不可
十七年制夏襦袢(いわゆる防暑襦袢)※濃緑不可
十三年制略帽 垂布
巻脚絆
雑嚢(後期の形式推奨)
昭五式/九九式水筒(昭五式水筒紐共※形式不問)
昭五式編上靴(表革など規格低下品可。茶皮のアンクルブーツ代用可) もしくは地下足袋も可。
九〇式鉄帽(偽装網装着)
襟章(織出製三式襟章推奨)着用要領については軍衣、襦袢共に吊下げ式台座使用とし、右胸物入れ上に着用。
1等兵、2等兵推奨。上等兵は事前もしくは当日指定。
吊下げ式階級章当日貸出し可能。
兵器
三十年式銃剣(属品として帯革、剣差)
三八式歩兵銃。属品として前盒×2 後盒×1
(戦闘時にその他の火器を使用される方はご相談下さい。 なお、その場合でも教練は小銃での参加になります)
軽機関銃、擲弾筒等の使用可能な方も募集します。
・推奨項目(案)
被服
靴下(白色のもの)
手袋(いわゆる軍手。全体が白色のもの)
十七年制夏袴下(いわゆる防暑袴下)※濃緑不可
九九式被甲(携帯袋共)
九九式背嚢(九三式背負袋可)
雨外套(九八式、三式)
携帯天幕(支柱、控杭共)
ロ号飯盒(いわゆる現代の兵式ハンゴーと同型のもの)
食器(箸匙アルミコップなど)
個人用偽装網
被服手入具(小刀、糸巻、保革油)
認識票
毛布
日用品
兵器
九七式手榴弾
八九/九八式円匙
小銃実包(安全品)
(小銃用)油缶
衛生材料
三九式包帯包
野営
大天幕使用による管理野営を予定。
土曜夜は状況を切り、宴会とする予定ですが極力雰囲気を保てるようご協力をお願いします。
※参加者の希望があれば夜間状況も考慮します。
上記内容は仮の状態です。
後日変更、修正して行きます。
まずは参加可能か否かの回答をお願い致します。
↓下記は主催の告知ページです。
ご確認をお願い致します。
espg.militaryblog.jp/e847409.html
参加申込みについては、基本各自でお願いします。
私の方でまとめて申込みも可能ですが、その際は御連絡下さい。
また、すでに申し込まれた方、これから各個に申込みする方もその旨、連絡下さると助かります。
なお関西から参加される方。ハイエース便4名まで乗れます。
14日(金)夜中に関西発、16日夜に関西着で行動予定です。
今回から4回程にかけて紹介して行きたいと思います。
MVGとは「MilitaryCollection」「vehicle」「AirsoftGame」の総合協力イベントと言う意味で、サムズミリタリ屋様の主催により、昨年がプレ・イベント、今年が第1回として開催されました。
主催発表によると約30台の軍用車両と、300人の参加があったそうです。
今年の第1回でイベントの形は出来たので、来年以降は宣伝も強化し、更に多くの参加を募ってアジア最大のミリタリーのお祭りにして行きたい、と主催は語っておられましたが、実際に大変良いイベントだったと思います。
来年も6月上旬を予定するとの事でした。
情報が開示され次第、当ブログでも紹介し、またBCoとして参加してくれる方も募集して行きたいと思います。
今回のMVG2017ではBCoの参加者は9名。
主催から依頼のあったKP(糧食班)の再現展示、及び実際の再現食の配給を中心に、食堂、食器洗浄場、中隊本部や将校用宿営テント等を展開し、WW2のアメリカ軍野営地(の一部)の再現、展示を行いました。
BCoでの参加人数が増えれば、小銃小隊(の分隊)や火器小隊の迫撃砲班、機関銃班等を編成して、更に大きな規模での再現、展示も可能になるかと思います。 ぜひ、ご協力をお願いします。
インフォメーション
第二回となる日米戦イベント「この戦場は南方」が開催されます。
日本陸軍歩兵(兵階級)として参加可能な人員を募集いたします。
espg.militaryblog.jp/e847409.html
開催日時:2017年7月15(土)1000~16日(日)1600
参加費:4000円
開催場所:御殿場市内(詳細は参加者の方にのみお知らせします)
内容
イベントとしての想定は厳密には定められておりません。
ここでは1944年の南方島嶼守備隊を基本として装備の参考に上げさせていただきますが、イベント趣旨は軍装の正確さではなく行動を求めるものです。
なので、主催側から示される装備規定を満たしていれば参加可能です。
・前日より教練並びに訓練を実施、交流を深め、日本陸軍歩兵について学びあいたいと思います。
・期間中の食事(土曜昼~日曜昼の4食)は部隊で管理し、準備配食致します(飯盒等の供出お願いします)
・初日の教練および生活については、ここに参加に意思を示して下さった方で実施したいと思います。
・2日目は戦闘状況に入る為、主催側から指定される編成に入り、指揮官の指示により行動いたします。
※「この戦場は南方」に参加される日本兵全員を統制するものではありません。
参加される中で、一緒に行動、生活したい方の募集です。
・必須項目(主催による)
鉄帽
戦帽
軍衣袴(襦袢可)
帯革
銃剣(合法の物)
巻脚絆(ゲートル)
編上靴(地下足袋可)
小銃(三八式 九九式 代用可)
その他、あると尚良い物
雑嚢 水筒 鉄帽覆い 擬装網 など
参考被服
九八式/三式夏衣袴 もしくは十七年制防暑衣袴も可。※濃緑不可
十七年制夏襦袢(いわゆる防暑襦袢)※濃緑不可
十三年制略帽 垂布
巻脚絆
雑嚢(後期の形式推奨)
昭五式/九九式水筒(昭五式水筒紐共※形式不問)
昭五式編上靴(表革など規格低下品可。茶皮のアンクルブーツ代用可) もしくは地下足袋も可。
九〇式鉄帽(偽装網装着)
襟章(織出製三式襟章推奨)着用要領については軍衣、襦袢共に吊下げ式台座使用とし、右胸物入れ上に着用。
1等兵、2等兵推奨。上等兵は事前もしくは当日指定。
吊下げ式階級章当日貸出し可能。
兵器
三十年式銃剣(属品として帯革、剣差)
三八式歩兵銃。属品として前盒×2 後盒×1
(戦闘時にその他の火器を使用される方はご相談下さい。 なお、その場合でも教練は小銃での参加になります)
軽機関銃、擲弾筒等の使用可能な方も募集します。
・推奨項目(案)
被服
靴下(白色のもの)
手袋(いわゆる軍手。全体が白色のもの)
十七年制夏袴下(いわゆる防暑袴下)※濃緑不可
九九式被甲(携帯袋共)
九九式背嚢(九三式背負袋可)
雨外套(九八式、三式)
携帯天幕(支柱、控杭共)
ロ号飯盒(いわゆる現代の兵式ハンゴーと同型のもの)
食器(箸匙アルミコップなど)
個人用偽装網
被服手入具(小刀、糸巻、保革油)
認識票
毛布
日用品
兵器
九七式手榴弾
八九/九八式円匙
小銃実包(安全品)
(小銃用)油缶
衛生材料
三九式包帯包
野営
大天幕使用による管理野営を予定。
土曜夜は状況を切り、宴会とする予定ですが極力雰囲気を保てるようご協力をお願いします。
※参加者の希望があれば夜間状況も考慮します。
上記内容は仮の状態です。
後日変更、修正して行きます。
まずは参加可能か否かの回答をお願い致します。
↓下記は主催の告知ページです。
ご確認をお願い致します。
espg.militaryblog.jp/e847409.html
参加申込みについては、基本各自でお願いします。
私の方でまとめて申込みも可能ですが、その際は御連絡下さい。
また、すでに申し込まれた方、これから各個に申込みする方もその旨、連絡下さると助かります。
なお関西から参加される方。ハイエース便4名まで乗れます。
14日(金)夜中に関西発、16日夜に関西着で行動予定です。
2017年02月10日
105mm榴弾砲 M2 射撃再現
こんにちは、先任です。
もう2年近くも前の事ですが、2015年5月に静岡県御殿場市で開催されたWW2サバゲイベント「COMBAT9」(主催・御殿場SVGNET様 http://gotenbasvgnet.wixsite.com/gotenba-svg-net)に参加した際、アメリカ軍のM2-105mm榴弾砲も会場で展示、使用されており、イベント主催からの依頼もあって砲兵の射撃再現を行いました。
その時撮影していました動画をようやく編集しましたので公開いたします。
なお我々が再現の主としています、WW2アメリカ陸軍の日系部隊、第100歩兵大隊の親部隊である(1944年6月11日以降)第442連隊戦闘団隷下の第522野砲大隊がこの榴弾砲を使用していました。
動画の前半部分は古いフィルム加工をした物、後半は撮影したままを残しました。
このM2-105mm榴弾砲は実物で、「防衛技術博物館を創る会」が管理されており、イベントに貸し出された物です。
http://www.tank-museum-japan.com/
我々は歩兵の再現を中心にリエナクトを行っておりますが、この時は主催の依頼もあってイベント運営に協力する形で榴弾砲の操作を行いました。
砲は実物ですが、実物ですので発砲や装填はできません。
装填、排莢については作られた映像です。
また発砲は、発砲したかのように見える装置を付けて表現しています。
リエナクト、と書いてますがこの動画の中にはリエナクトメントの本質である兵士の生活については描かれておりません。
下記の動画にてそちらは描いておりますので、ご興味ある方はご覧下さい。
https://youtu.be/X5ixHRf7e8Q
あと、別件広報ですw
第16回ヒスサバウエスト=HSW16は、3月19日和歌山県「バトルランド-1」にて開催です。
是非皆様、奮ってご参加下さい。
ヒスサバは、普段我々が行っておりますリエナクトと違い、WW2軍装、エアガンならば参加できる「ちょっと装備被服に縛りのあるサバゲー」です。
詳細は公式サイトのレギュレーションページをご参照いただきますが、基本的に第二次世界大戦であれば所属軍、階級等の制限はございません。
また木製ストック(に見える)ボルトアクションライフル(VSR-10等)であれば、各国小銃の代用としてお使いいただけます。
第二次大戦イベントの雰囲気を感じて貰うのが目的です。
また見学枠も料金設定を低くしておりますので、装備等お持ちでない方も、ちょっと珍しいもの見に行こう、と言う感覚で遊びに来ていただければ、と思います。
※見学も事前申込みは必ず行って下さい。
http://his-event-kansai.com/
もう2年近くも前の事ですが、2015年5月に静岡県御殿場市で開催されたWW2サバゲイベント「COMBAT9」(主催・御殿場SVGNET様 http://gotenbasvgnet.wixsite.com/gotenba-svg-net)に参加した際、アメリカ軍のM2-105mm榴弾砲も会場で展示、使用されており、イベント主催からの依頼もあって砲兵の射撃再現を行いました。
その時撮影していました動画をようやく編集しましたので公開いたします。
なお我々が再現の主としています、WW2アメリカ陸軍の日系部隊、第100歩兵大隊の親部隊である(1944年6月11日以降)第442連隊戦闘団隷下の第522野砲大隊がこの榴弾砲を使用していました。
動画の前半部分は古いフィルム加工をした物、後半は撮影したままを残しました。
このM2-105mm榴弾砲は実物で、「防衛技術博物館を創る会」が管理されており、イベントに貸し出された物です。
http://www.tank-museum-japan.com/
我々は歩兵の再現を中心にリエナクトを行っておりますが、この時は主催の依頼もあってイベント運営に協力する形で榴弾砲の操作を行いました。
砲は実物ですが、実物ですので発砲や装填はできません。
装填、排莢については作られた映像です。
また発砲は、発砲したかのように見える装置を付けて表現しています。
リエナクト、と書いてますがこの動画の中にはリエナクトメントの本質である兵士の生活については描かれておりません。
下記の動画にてそちらは描いておりますので、ご興味ある方はご覧下さい。
https://youtu.be/X5ixHRf7e8Q
あと、別件広報ですw
第16回ヒスサバウエスト=HSW16は、3月19日和歌山県「バトルランド-1」にて開催です。
是非皆様、奮ってご参加下さい。
ヒスサバは、普段我々が行っておりますリエナクトと違い、WW2軍装、エアガンならば参加できる「ちょっと装備被服に縛りのあるサバゲー」です。
詳細は公式サイトのレギュレーションページをご参照いただきますが、基本的に第二次世界大戦であれば所属軍、階級等の制限はございません。
また木製ストック(に見える)ボルトアクションライフル(VSR-10等)であれば、各国小銃の代用としてお使いいただけます。
第二次大戦イベントの雰囲気を感じて貰うのが目的です。
また見学枠も料金設定を低くしておりますので、装備等お持ちでない方も、ちょっと珍しいもの見に行こう、と言う感覚で遊びに来ていただければ、と思います。
※見学も事前申込みは必ず行って下さい。
http://his-event-kansai.com/
2017年01月28日
「ざ・オストフロント1942」 本編動画公開
皆様こんにちは。寒い日が続きますね。
当時の装備、被服で野営等される方は体調管理にお気をつけ下さいw
さて、今回は宣伝広告です。
管理人「先任」が運営協力しております関西ヒストリカルイベントのイベントと、動画の紹介です。
第16回ヒスサバウエスト=HSW16は、3月19日和歌山県「バトルランド-1」にて開催です。
是非皆様、奮ってご参加下さい。
ヒスサバは、普段我々が行っておりますリエナクトと違い、WW2軍装、エアガンならば参加できる「ちょっと装備被服に縛りのあるサバゲー」です。
詳細は公式サイトのレギュレーションページをご参照いただきますが、基本的に第二次世界大戦であれば所属軍、階級等の制限はございません。
また木製ストック(に見える)ボルトアクションライフル(VSR-10等)であれば、各国小銃の代用としてお使いいただけます。
第二次大戦イベントの雰囲気を感じて貰うのが目的です。
また見学枠も料金設定を低くしておりますので、装備等お持ちでない方も、ちょっと珍しいもの見に行こう、と言う感覚で遊びに来ていただければ、と思います。
※見学も事前申込みは必ず行って下さい。
http://his-event-kansai.com/
2016年3月に大阪、サバイバルゲームフィールド「TRENCH」様(http://trench.militaryblog.jp/)で開催しましたWW2東部戦線イベント「ざ・オストフロント1942」の動画、本編を公開致しましたのでご紹介します。
BGMは「H/MIX GALLERY」様(http://www.hmix.net/)からお借りしています。
WW2東部戦線「ざオストフロント1942」は100名を超えるご参加を頂き、大きな事故やトラブルもなく終了することが出来ましたのも、また今回は2回目となるオストフロントで大変質の高いイベントになりましたのも、ひとえに参加者各位のご協力あっての事と思います、深く御礼申し上げます。
ドイツ軍側は、3個分隊と小隊本部からなる完全編成の1個小隊に、中隊本部、迫撃砲班を加えての攻撃行動を行い、またソビエト軍側も機関銃増強の1個小隊での防御陣地と障害による突撃破砕線の構築など量的な面の充実から、統制された装備や行動、迫撃砲による火力支援・部隊統制を受けた糧食支給の実施など質の面でも充実した内容になったかと思います。
なお、この動画はyoutubeにアップしていますがリンク、シェア等大歓迎です。
是非ブログや各SNS等で拡散し、ヒストリカルへのご理解を深めて行きたいと切に願います。
総参加者:106名(スタッフ含む)
模擬戦闘参加者:ドイツ陸軍47:ソビエト労農赤軍34
見学:16名
スタッフ9名
出店:9店
当時の装備、被服で野営等される方は体調管理にお気をつけ下さいw
さて、今回は宣伝広告です。
管理人「先任」が運営協力しております関西ヒストリカルイベントのイベントと、動画の紹介です。
第16回ヒスサバウエスト=HSW16は、3月19日和歌山県「バトルランド-1」にて開催です。
是非皆様、奮ってご参加下さい。
ヒスサバは、普段我々が行っておりますリエナクトと違い、WW2軍装、エアガンならば参加できる「ちょっと装備被服に縛りのあるサバゲー」です。
詳細は公式サイトのレギュレーションページをご参照いただきますが、基本的に第二次世界大戦であれば所属軍、階級等の制限はございません。
また木製ストック(に見える)ボルトアクションライフル(VSR-10等)であれば、各国小銃の代用としてお使いいただけます。
第二次大戦イベントの雰囲気を感じて貰うのが目的です。
また見学枠も料金設定を低くしておりますので、装備等お持ちでない方も、ちょっと珍しいもの見に行こう、と言う感覚で遊びに来ていただければ、と思います。
※見学も事前申込みは必ず行って下さい。
http://his-event-kansai.com/
2016年3月に大阪、サバイバルゲームフィールド「TRENCH」様(http://trench.militaryblog.jp/)で開催しましたWW2東部戦線イベント「ざ・オストフロント1942」の動画、本編を公開致しましたのでご紹介します。
BGMは「H/MIX GALLERY」様(http://www.hmix.net/)からお借りしています。
WW2東部戦線「ざオストフロント1942」は100名を超えるご参加を頂き、大きな事故やトラブルもなく終了することが出来ましたのも、また今回は2回目となるオストフロントで大変質の高いイベントになりましたのも、ひとえに参加者各位のご協力あっての事と思います、深く御礼申し上げます。
ドイツ軍側は、3個分隊と小隊本部からなる完全編成の1個小隊に、中隊本部、迫撃砲班を加えての攻撃行動を行い、またソビエト軍側も機関銃増強の1個小隊での防御陣地と障害による突撃破砕線の構築など量的な面の充実から、統制された装備や行動、迫撃砲による火力支援・部隊統制を受けた糧食支給の実施など質の面でも充実した内容になったかと思います。
なお、この動画はyoutubeにアップしていますがリンク、シェア等大歓迎です。
是非ブログや各SNS等で拡散し、ヒストリカルへのご理解を深めて行きたいと切に願います。
総参加者:106名(スタッフ含む)
模擬戦闘参加者:ドイツ陸軍47:ソビエト労農赤軍34
見学:16名
スタッフ9名
出店:9店
2016年10月05日
リエナクトメント 沖縄大名高地の戦闘 HGG14 vol.5(最終)
HGG14 沖縄大名高地の戦闘 リエナクトメント参加レポ、最終です。
戦闘状況を終え、野営地へと帰還します。
状況が終われば「終わり終わり~」ではなく、人員武器装具を確認し、部隊としての報告を行ったのちに解散となります。
また、本来は出発前に配布予定だった昼食の携行食が配られました。
海軍用糧食から供出された乾パンと氷砂糖です。
今回はこれをかじりながらの戦闘行動を想定して準備しましたが、天候と運営の都合上、戦闘が終わってからの配食となりました。ちょっと残念。
以上でHGG14 沖縄大名高地の戦闘 リエナクトメント参加レポート終了です。
次回のイベント等については今の所予定が無いのですが。。。
10月23日に和歌山バトルランド-1で「HSW-15 第15回ヒスサバウエスト」が開催されます。
私自身は仕事のため参加できませんが、WW2スタイルであればなんでもありのお祭りサバゲイベントですので、是非ご参加下さい。
http://www.his-event-kansai.com/
また、日系第100大隊のリエナクトメント、再現活動としては2017年1月初頭に恒例の「BCo新年会」を実施いたします。
場所は舞鶴か御殿場か決定していませんが、装備被服のレギュレーションは例年通りですので、参加を希望される方は、昨年のレギュレーションhttp://kfir.militaryblog.jp/e716537.htmlを参考にご準備下さい。
戦闘状況を終え、野営地へと帰還します。
状況が終われば「終わり終わり~」ではなく、人員武器装具を確認し、部隊としての報告を行ったのちに解散となります。
また、本来は出発前に配布予定だった昼食の携行食が配られました。
海軍用糧食から供出された乾パンと氷砂糖です。
今回はこれをかじりながらの戦闘行動を想定して準備しましたが、天候と運営の都合上、戦闘が終わってからの配食となりました。ちょっと残念。
以上でHGG14 沖縄大名高地の戦闘 リエナクトメント参加レポート終了です。
次回のイベント等については今の所予定が無いのですが。。。
10月23日に和歌山バトルランド-1で「HSW-15 第15回ヒスサバウエスト」が開催されます。
私自身は仕事のため参加できませんが、WW2スタイルであればなんでもありのお祭りサバゲイベントですので、是非ご参加下さい。
http://www.his-event-kansai.com/
また、日系第100大隊のリエナクトメント、再現活動としては2017年1月初頭に恒例の「BCo新年会」を実施いたします。
場所は舞鶴か御殿場か決定していませんが、装備被服のレギュレーションは例年通りですので、参加を希望される方は、昨年のレギュレーションhttp://kfir.militaryblog.jp/e716537.htmlを参考にご準備下さい。
2016年10月03日
リエナクトメント 沖縄大名高地の戦闘 HGG14 vol.4
HGG14 沖縄大名高地の戦闘 リエナクトメント参加レポート4。
今回は直接的な意味での戦闘のレポートです。
第1線の前哨に対し、海兵隊は直接攻勢に。
日本軍は接近する敵を充分に引き付けた後に射撃を開始。
被害を与え、敵の前進が停止するのを確認して速やかに後退。
前哨の役割は敵を駆逐する事ではなく、足止めを行う事が目的です。
死守命令ではなく、あくまで前哨ですので第1線を死んでも守る必要はありません。
後退し、第2線となる外哨にて更に強固に防衛、敵に出血を強いる事が重要です。
第2線まで後退した第1小隊は、事前の打ち合わせ通りに展開し、再度防御を行います。
そしてまた、接近してきた海兵隊に対し、痛打を浴びせて攻撃を頓挫させ、第3線へと後退します。
後退しては陣を整えての反撃を繰り返し、攻撃する海兵隊に多大の損害を与える事に成功(したと思います)
ついに海兵隊の攻撃は完全に頓挫、後退を開始しました。
海兵隊の後退により、主陣地奪還の命令が小隊長より下達されます。
支援は分隊の軽機関銃1挺のみ。火力に乏しい中、速やかに突撃発起点まで前進。
号令一下、米軍陣地へ突入。
と、いった所で今回の戦闘状況は終了しました。
最終項へ続く
2016年10月01日
リエナクトメント 沖縄大名高地の戦闘 HGG14 vol.3
HGG14 沖縄大名高地の戦闘 リエナクトメント参加レポート、その3です。
2日目の朝。
起床後体操を行い朝食に。
まず小隊長へ当番兵が配膳した後、等分に分配されます。
切干大根の雑炊、塩キャベツ、梅干。
天候も回復し、兵隊達は外で食事、
小隊長と分隊長は打ち合わせを行いながら天幕で喫食しました。
食事後、装具を整えイベントの開会式を経て、防御陣地へと前進を開始。
分隊長の指示を受け、組ごとにそれぞれの防御位置へと分散し、海兵隊を待ち受けます。
僅かな時間に少しでも壕を掘り、身体の暴露を少なくしようと試みる。
また偽装を行い、敵からの発見の可能性を少しでも減らします。
以下 vol.4へ
2日目の朝。
起床後体操を行い朝食に。
まず小隊長へ当番兵が配膳した後、等分に分配されます。
切干大根の雑炊、塩キャベツ、梅干。
天候も回復し、兵隊達は外で食事、
小隊長と分隊長は打ち合わせを行いながら天幕で喫食しました。
食事後、装具を整えイベントの開会式を経て、防御陣地へと前進を開始。
分隊長の指示を受け、組ごとにそれぞれの防御位置へと分散し、海兵隊を待ち受けます。
僅かな時間に少しでも壕を掘り、身体の暴露を少なくしようと試みる。
また偽装を行い、敵からの発見の可能性を少しでも減らします。
以下 vol.4へ
2016年09月30日
リエナクトメント 沖縄大名高地の戦闘 HGG14 vol.2
御殿場で開催されましたHGG14 沖縄大名高地の戦闘 参加レポート2です。
夕方より第1状況が開始されました。
付与された状況は、友軍が占領した高地における逆襲対処としての防御です。
集成第1小隊は1個分隊弱(10名)の戦力で小隊長の指揮下前哨及び外哨として防御を実施します。
分隊長の軍曹が現地で直接前哨の位置を組ごとに指示し、配置を確認します。
逆襲対処ということで陣地を構築する時間や資材がほとんどなく地形地物を利用して実施しました。
小銃は2名ずつの2組でそれぞれ配置に付きます。
軽機関銃組は組長、射手、補助手、弾薬手の4名で編成し、外哨の要として配置につきます。
更に全般を見渡せる位置に小隊本部を設置します。
午後に部隊に戻ってきた小隊長が各組の配置を直接確認しました
更に前哨の後退時の防御位置を確認、その他打ち合わせを終えて野営地へと帰還します。
今夜の陣地の警戒は想定他部隊によって実施されました。
野営地へと戻り、被服装備人員の異常の有無を確認し報告します。
部隊の帰還に合わせて当番が食事を運搬。
晩飯は芋飯と芋ヅルの味噌汁でした。
vol.3へ続く。
夕方より第1状況が開始されました。
付与された状況は、友軍が占領した高地における逆襲対処としての防御です。
集成第1小隊は1個分隊弱(10名)の戦力で小隊長の指揮下前哨及び外哨として防御を実施します。
分隊長の軍曹が現地で直接前哨の位置を組ごとに指示し、配置を確認します。
逆襲対処ということで陣地を構築する時間や資材がほとんどなく地形地物を利用して実施しました。
小銃は2名ずつの2組でそれぞれ配置に付きます。
軽機関銃組は組長、射手、補助手、弾薬手の4名で編成し、外哨の要として配置につきます。
更に全般を見渡せる位置に小隊本部を設置します。
午後に部隊に戻ってきた小隊長が各組の配置を直接確認しました
更に前哨の後退時の防御位置を確認、その他打ち合わせを終えて野営地へと帰還します。
今夜の陣地の警戒は想定他部隊によって実施されました。
野営地へと戻り、被服装備人員の異常の有無を確認し報告します。
部隊の帰還に合わせて当番が食事を運搬。
晩飯は芋飯と芋ヅルの味噌汁でした。
vol.3へ続く。
2016年09月29日
リエナクトメント 沖縄大名高地の戦闘 HGG14 vol.1
先日、静岡県御殿場市で開催された沖縄戦リエナクトメントHGG14に日本陸軍の兵士として参加してきました。
今回の想定は大名高地の戦闘であり、部隊は第62師団独立歩兵第22大隊第2中隊第1小隊に定められました。
なおこの部隊では沖縄戦時は九九式小銃が主要されていましたが、三八式歩兵銃で代用統制しております。
当初から雨天が予想されていましたので、現地に着いてすぐに設営を開始。
日本軍の2号天幕を展帳し、宿営及びその他に使用します。
昼食の準備を開始する頃にはすっかり大雨に。
当初、組炊爨で昼食を賄う予定でしたが、あまりの大雨と炊事場がすでに立ち上がっていたので部隊炊飯へと変更。
部隊の大鍋(今回は「炊事班の再現」ではないので、米軍フィールドレンジを使用)で作った食事を当番が天幕まで運び、配食します。
飯盒の蓋を並べ、均等に配分していくことが重要です。
米飯、鯖缶詰、携帯粉味噌による味噌汁 がメニューでした。
携帯燃料をはじめ、色々作って用意してきましたがほとんど他の参加者の目に触れないままゴミにw
まぁ米は普通に炊けていたので普通に美味しかったかと思います。
初日の雨は止みそうにありません。
決して外被や携天着て喜んでるわけではないです。
史実でも沖縄の5月後半は雨が多く、泥濘の中での防御戦闘が各地で行われました。
風呂も入れず、体を拭く事すら贅沢というような劣悪な環境だったことでしょう。
沖縄戦に関して(だけではないですが)は、多数の民間人が巻き込まれた戦闘でもあり、政治的な問題も内包している事でしょうからそれについては触れません。
ただ、従軍した兵士達もまた大変な苦労をした事でしょう。
Reenactingを行うにあたっては敬意、尊敬を持ってあたり、決して「おふざけ」だけでしてはいけないと考えます。
天幕内で座学。
歩兵の基本戦闘について学びます。
ただエアガンで撃ち合いをするサバイバルゲームと違い、リエナクトメントではきちんした部隊、そして各個の行動を理解する必要があります。
これはサバイバルゲームを馬鹿にしたり、リエナクトより下に見てるのではありません。 同じエアガンを使う趣味でも「別のものである」と言う意味で書いています。
※管理人はたまにですが、サバイバルゲームにも参加しています。
以下次回
2016年02月06日
リエナクト "KP" ECo/506PIR 101AB-Div HGG13 ビゾリーの戦い vol.3
御殿場SVGNET様主催のヒストリカルリエナクトメント「HGG13 1945 BATTLE OF BIZORY」に米軍糧食班として参加してきました。
そのレポート第3段、です。
昨夜からラバイク君の増援を得て、KP人員が倍増しましたw
いや、本当に1人増えるだけですごく楽になりました。
ラバイク君はとても良く働いてくれます。
開会式にはちゃんと装具を付けて参加しました。
糧食班と言えども、基本的な装備は同じく持っているものです。
歩兵なら歩兵、空挺歩兵なら空挺歩兵の装備です。
開会式の後、戦闘部隊は戦闘の状況に入り、KPは昼食に向けて作業を開始します。
まずメニューを確認し、作業手順を組み立てててフィールドレンジに火入れ。
現地からの差し入れの卵をボイルし、チキンレッグをローストチキンに。
ソースはコンソメとマーマレード、砂糖、塩、胡椒で作成。
こんなものも用意してましたが、今回はメニューに使えず。
またいずれ、ハンバーグでも作ろうと思います。
戦闘部隊が帰還し、昼食を支給。
バストーニュの包囲を解かれた米軍は補給品を受け取り、メニューは豪華になりました。
パン、ローストチキン、マッシュポテト、フルーツカクテル、ベジタブルスープ。
今回一緒にKPを運営したラバイク君と。
おかげでとても助かりました。
糧食班は色々難しいですが、やはり面白いですね。
大戦型のフィールドレンジを使用してみたいものです。
次回のBCoの予定としては、5月の3~5日に滋賀県の余吾でキャンプを考えています。
また詳細は発表しますが、気候も穏やかな時期なので比較的やんわりとしたキャンプになるかと思います。
部隊の想定は19445月の第34師団第133歩兵連隊第100大隊B中隊となるでしょう。
もしメンバーが揃うならブルーデニム大会になるかもしれませんが。。。。。無理かw
そのレポート第3段、です。
昨夜からラバイク君の増援を得て、KP人員が倍増しましたw
いや、本当に1人増えるだけですごく楽になりました。
ラバイク君はとても良く働いてくれます。
開会式にはちゃんと装具を付けて参加しました。
糧食班と言えども、基本的な装備は同じく持っているものです。
歩兵なら歩兵、空挺歩兵なら空挺歩兵の装備です。
開会式の後、戦闘部隊は戦闘の状況に入り、KPは昼食に向けて作業を開始します。
まずメニューを確認し、作業手順を組み立てててフィールドレンジに火入れ。
現地からの差し入れの卵をボイルし、チキンレッグをローストチキンに。
ソースはコンソメとマーマレード、砂糖、塩、胡椒で作成。
こんなものも用意してましたが、今回はメニューに使えず。
またいずれ、ハンバーグでも作ろうと思います。
戦闘部隊が帰還し、昼食を支給。
バストーニュの包囲を解かれた米軍は補給品を受け取り、メニューは豪華になりました。
パン、ローストチキン、マッシュポテト、フルーツカクテル、ベジタブルスープ。
今回一緒にKPを運営したラバイク君と。
おかげでとても助かりました。
糧食班は色々難しいですが、やはり面白いですね。
大戦型のフィールドレンジを使用してみたいものです。
次回のBCoの予定としては、5月の3~5日に滋賀県の余吾でキャンプを考えています。
また詳細は発表しますが、気候も穏やかな時期なので比較的やんわりとしたキャンプになるかと思います。
部隊の想定は19445月の第34師団第133歩兵連隊第100大隊B中隊となるでしょう。
もしメンバーが揃うならブルーデニム大会になるかもしれませんが。。。。。無理かw
2016年02月01日
リエナクト "KP" ECo/506PIR 101AB-Div HGG13 ビゾリーの戦い vol.2
御殿場SVGNET様主催のヒストリカルリエナクトメント「HGG13 1945 BATTLE OF BIZORY」に米軍糧食班として参加してきました。
そのレポート第1段、ですが写真が今回は自分の携帯のみでほとんど撮ってません。。
当初3名での糧食班の予定が、初日は私1名、2日目も1人増えて2名となってしまい忙しくてほとんど撮影できませんでした。
またイベント全体や、ドイツ軍側糧食等も見たかったのですが適いませんでした。
初日夕食は前線での配食を命令されたので、10in1レーションをベースにフードコンテナ使用による温食を計画する。
ポークビーンズ、乾燥パン、コーヒー。
前線だったので、写真は無い。
唯一、チラっちお映ってた写真がこれだが、何の写真かわからんねw
戦闘が一段落し、他の小隊に前縁を交替して戻った部隊に、チキンクリームスープを支給し一時的な暖を取って貰う。
こちらも写真は無し。
宿営はKP当直用の寝台を天幕の端に作り、そこで寝ました。
火を落として寝たのでなかなかに寒かったです。
朝は良い天気でしたが、あり得んくらい寒い。
とりあえず、起床時間の45分間前に起きてレンジに火入れ。
すぐに湯を沸かしてコーヒーを入れる。 点呼後に小隊に支給し、目覚めてもらうため。
並行して朝食のスクランブルドエッグを炒めています。
卵はもちろん粉末卵ですw
微妙な弾力は、現代人には美味いと感じてしまうかもしれません。
朝食メニューは10in1をベースにKPが調理したと言う想定を行いシリアル、クラッカー、スパム、ミックスベジタブル入りスクランブルエッグ、飲物で構成しました。
vol.3に続く。
2016年01月28日
リエナクト "KP" ECo/506PIR 101AB-Div HGG13 ビゾリーの戦い vol.1
御殿場SVGNET様主催のヒストリカルリエナクトメント「HGG13 1945 BATTLE OF BIZORY」に米軍糧食班として参加してきました。
そのレポート第1段、ですが写真が今回は自分の携帯のみでほとんど撮ってません。。
当初3名での糧食班の予定が、初日は私1名、2日目も1人増えて2名となってしまい忙しくてほとんど撮影できませんでした。
またイベント全体や、ドイツ軍側糧食等も見たかったのですが適いませんでした。
さて。
今回は仕事の都合でギリギリまで参加できるかが危ぶまれましたが、準備だけは事前に行っていました。
これまで目をつぶっていた缶詰のラベルも新たに戦時のラベルを作りました。
このKレーションは飾り用で、中身は入っていません。
1人で参加、と言う事で後部座席を折りたたんだ結果、荷物もかなり余裕の搭載。
荷物少なw
さて。
現地に着いたのが午前4時過ぎ。
まだ誰もフィールドに来ていないので(そりゃそーだ)、設営場所も決めれず、とりあえず着替えて歩哨に立ちました。
その中でコンビニ調達レーションによる朝食。
同じく早めに来場されたドイツ軍糧食班のSTEINER氏に撮っていただきました。
その後、STEINER氏と色々とお話しながら待つこと数時間。
ようやく他の参加者、主催様が来場し、KPの設営を開始。
雪かきと、天幕設営は米軍参加の皆様に手伝っていただきまして、大変助かりました。
ありがとうございます。
1人でせっせと運んでなんとか設置。
色々整理できてない点や足りない物も多いですが、KPらしくはなったかなぁと。
昼食。
街からの補給品でパンケーキ。
クリームとバタースプレッド、フルーツを添えてコーヒーを。
vol.2に続くと思います。。。。。w
そのレポート第1段、ですが写真が今回は自分の携帯のみでほとんど撮ってません。。
当初3名での糧食班の予定が、初日は私1名、2日目も1人増えて2名となってしまい忙しくてほとんど撮影できませんでした。
またイベント全体や、ドイツ軍側糧食等も見たかったのですが適いませんでした。
さて。
今回は仕事の都合でギリギリまで参加できるかが危ぶまれましたが、準備だけは事前に行っていました。
これまで目をつぶっていた缶詰のラベルも新たに戦時のラベルを作りました。
このKレーションは飾り用で、中身は入っていません。
1人で参加、と言う事で後部座席を折りたたんだ結果、荷物もかなり余裕の搭載。
荷物少なw
さて。
現地に着いたのが午前4時過ぎ。
まだ誰もフィールドに来ていないので(そりゃそーだ)、設営場所も決めれず、とりあえず着替えて歩哨に立ちました。
その中でコンビニ調達レーションによる朝食。
同じく早めに来場されたドイツ軍糧食班のSTEINER氏に撮っていただきました。
その後、STEINER氏と色々とお話しながら待つこと数時間。
ようやく他の参加者、主催様が来場し、KPの設営を開始。
雪かきと、天幕設営は米軍参加の皆様に手伝っていただきまして、大変助かりました。
ありがとうございます。
1人でせっせと運んでなんとか設置。
色々整理できてない点や足りない物も多いですが、KPらしくはなったかなぁと。
昼食。
街からの補給品でパンケーキ。
クリームとバタースプレッド、フルーツを添えてコーヒーを。
vol.2に続くと思います。。。。。w
2015年06月12日
ざ・オストフロント ムービー公開。
昨年12月に「関西ヒストリカルイベント」主催で開催いたしました、東部戦線ヒストリカルイベント「ざ・オストフロント」の本編ムービーをyoutubeにて公開いたしました。
全28分とちょっと長いですが、是非ご覧下さい。
国内最高レベルのヒストリカルイベントであった、と自負しておりますw
また、コメント等下されば大変喜びます。 もちろん批判も!
こんな太平洋戦線もやりたい、参加したい! と言う方は。
8月の「ざ・パシフィックフロント4」に是非、ご参加下さいませ。
http://www.his-event-kansai.com/
レプリカしか無いので
A.レギュレーション内であればレプリカ大歓迎です。
コミケと被ってる?
A.行きたい方に行けば良いと思います。
8月15日なの?
A.想定は「1944」年 8月15日です。 何かありましたか?
100式短機関銃は使用できますか?
A.レギュレーション読んで下さい。
チェコ軽機は・・・
A.レギュレーション読んで下さい。
M4使っても・・・
A.シャーマン戦車なら歓迎します。
三八式高いです
A.知ってます。 VSR-10(木製ストック)でも参加可能です。
敷居が高いです
A.レギュレーション、読まれましたか?
海兵隊参加できないの?
A.ゴメンなさい。
海軍陸戦隊は?
A.ゴメンなさい。 陸戦隊だけで30名以上揃えられるなら、考えます。
2015年06月04日
BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編
2015年5月4,5日 御殿場で開催されました「Combat9」に参加いたしました。
その中で、BCo/100bnは歩兵中隊としてのリエナクトメントを実施いたしましたが(過去記事参照)、他に主催からの依頼により、105mm榴弾砲操作を行いました。
生活再現や、きちんとした訓練もしていない上に、砲に必ず付随する属品などもそろってないのでリエナクトとしては微妙ではありますが、まぁ滅多にない機会ですので写真でご紹介いたします。
事前訓練は30分程度しかできませんでしたが、それなりに砲兵に見える動きはできたかと思います。
仮想FDCを大会本部脇に設置し、そこから砲班長へ有線電話を使用して砲撃指示を出しました。
砲班長はFDCから来た射撃緒元を伝え、射手は方位を、1番手は仰角を合わせます。
装填は、実物砲弾は使えません(当たり前や)ので、空薬莢を使用。
弾丸掛、装薬掛がそれぞれ命令に従って弾薬を準備し、装填手に渡します。
受け取った装填手は、1番手が尾栓を開くと速やかに筒中を確認し、装填。
各員の準備完了を受けた班長は、射撃を下令。
一番手が拉縄を引き、射撃します。
発射後、駐退(さすがにしませんが)し、復座する砲の尾栓を1番手が開け、俳莢。
本来、自動俳莢する機械ではありますが、当時の映像を見ていると、詰まってくるのか手で引っ張り出しているのも見かけます。
何発かの試射を終え、効力射に移行。
前述した通り、今回は本来歩兵中隊での参加であり、砲兵の準備は何もしていなかったので、実施したのは一番狭い「射撃」と言う部分だけでした。
本来であれば、砲陣地の構築(とんでもなく大変ですがw)、砲の設置、弾薬等の準備はもちろんですが、生活するのであれば生活壕なども作らねばなりませんし、射撃が終われば(射撃が無くても、ですが)砲の整備に明け暮れる事でしょう。
それらを再現して、ようやく砲兵のリエナクトになる、と考えていますが。。。。まぁなかなかそこまでは出来ませんねw
イタリア戦線のおいて、日系部隊であった442連隊戦闘団は、第522野砲大隊を隷下に修めていました。
もちろん、522大隊も主要な人員は日系アメリカ人です。
彼らが使用した、つまりWW2において日系アメリカ人が使用したもっとも大口径の火砲がこの105mm榴弾砲でした。
522大隊は442連隊のみでなく、独立して他の様々な部隊の支援を実施しており、その中には有名は101空挺師団も含まれます。
ある戦線でのエピソードでは、他の野砲大隊と同時に射撃命令を受領し、他の白人で編成された野砲大隊が射撃開始を報告した時点で522大隊は「所定弾数、撃ち終わり」を報告した、と言うものがあります。
またザルツブルグで第4師団の支援をした時には3日間で14回もの陣地転換を行った、という記録もあります。
ヨーロッパ戦線で522野砲大隊が射撃した砲弾は15万発でした。
なお、今回使用させていただいた105mm榴弾砲は「NPO法人 防衛技術博物館を創る会」所有のもので、イベント「COMBAT9」にお貸しいただいた物です。
http://www.tank-museum-japan.com/
防衛技術博物館を創る会は「日本に戦車(を中心とした兵器関連)博物館を作ろう」をコピーに実現に向けて活動しておられます。
自衛隊駐屯地だけでなく、気軽に戦車や火砲の展示を見れる博物館。諸外国では当たり前のようにあるものですが、わが国には今のところありません。
是非、実現して欲しいものです。
その中で、BCo/100bnは歩兵中隊としてのリエナクトメントを実施いたしましたが(過去記事参照)、他に主催からの依頼により、105mm榴弾砲操作を行いました。
生活再現や、きちんとした訓練もしていない上に、砲に必ず付随する属品などもそろってないのでリエナクトとしては微妙ではありますが、まぁ滅多にない機会ですので写真でご紹介いたします。
事前訓練は30分程度しかできませんでしたが、それなりに砲兵に見える動きはできたかと思います。
仮想FDCを大会本部脇に設置し、そこから砲班長へ有線電話を使用して砲撃指示を出しました。
砲班長はFDCから来た射撃緒元を伝え、射手は方位を、1番手は仰角を合わせます。
装填は、実物砲弾は使えません(当たり前や)ので、空薬莢を使用。
弾丸掛、装薬掛がそれぞれ命令に従って弾薬を準備し、装填手に渡します。
受け取った装填手は、1番手が尾栓を開くと速やかに筒中を確認し、装填。
各員の準備完了を受けた班長は、射撃を下令。
一番手が拉縄を引き、射撃します。
発射後、駐退(さすがにしませんが)し、復座する砲の尾栓を1番手が開け、俳莢。
本来、自動俳莢する機械ではありますが、当時の映像を見ていると、詰まってくるのか手で引っ張り出しているのも見かけます。
何発かの試射を終え、効力射に移行。
前述した通り、今回は本来歩兵中隊での参加であり、砲兵の準備は何もしていなかったので、実施したのは一番狭い「射撃」と言う部分だけでした。
本来であれば、砲陣地の構築(とんでもなく大変ですがw)、砲の設置、弾薬等の準備はもちろんですが、生活するのであれば生活壕なども作らねばなりませんし、射撃が終われば(射撃が無くても、ですが)砲の整備に明け暮れる事でしょう。
それらを再現して、ようやく砲兵のリエナクトになる、と考えていますが。。。。まぁなかなかそこまでは出来ませんねw
イタリア戦線のおいて、日系部隊であった442連隊戦闘団は、第522野砲大隊を隷下に修めていました。
もちろん、522大隊も主要な人員は日系アメリカ人です。
彼らが使用した、つまりWW2において日系アメリカ人が使用したもっとも大口径の火砲がこの105mm榴弾砲でした。
522大隊は442連隊のみでなく、独立して他の様々な部隊の支援を実施しており、その中には有名は101空挺師団も含まれます。
ある戦線でのエピソードでは、他の野砲大隊と同時に射撃命令を受領し、他の白人で編成された野砲大隊が射撃開始を報告した時点で522大隊は「所定弾数、撃ち終わり」を報告した、と言うものがあります。
またザルツブルグで第4師団の支援をした時には3日間で14回もの陣地転換を行った、という記録もあります。
ヨーロッパ戦線で522野砲大隊が射撃した砲弾は15万発でした。
なお、今回使用させていただいた105mm榴弾砲は「NPO法人 防衛技術博物館を創る会」所有のもので、イベント「COMBAT9」にお貸しいただいた物です。
http://www.tank-museum-japan.com/
防衛技術博物館を創る会は「日本に戦車(を中心とした兵器関連)博物館を作ろう」をコピーに実現に向けて活動しておられます。
自衛隊駐屯地だけでなく、気軽に戦車や火砲の展示を見れる博物館。諸外国では当たり前のようにあるものですが、わが国には今のところありません。
是非、実現して欲しいものです。