2011年07月12日

リエナクトメント

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以下、リエナクトだとかリビングヒストリーだとか色々言われてる趣味についての記述  ※長文です。

リエナクトメント

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リエナクトってなんじゃいって話です。
言葉の直接の意味としては「再演する」とかそーゆー意味ですね。
ここでは歴史の再現、特に第二次世界大戦における一般兵士の再現について表しています。
再現と言っても色々ですが、私はその中で「生活」の再現に重点を置いています。
戦場での前線、後方または内地などで従軍した兵士(特に一般歩兵)が、どのような日常を送り、どんな体験をしたのかを追体験すると言うのを目標にしています。

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もちろん軍服。。当時支給された被服を着用し、当時の装備(法律上問題のある物、手に入りにくい物、あまりに高価な物等に関してはモデル品などを使用)を身につけ、使用するわけですが、ただ服を着たり装備を身につけるだけではいわゆるコスプレと同じですね。 まぁ元々この趣味が発達していると言われる(実際に見たわけではないのでわかりませんが)欧米では、コスチュームプレイと呼ばれていたそうです。
私はそれに一歩踏み込んで、当時の被服装備を使用しながら更に当時の兵隊の苦労や楽しみ、食事や訓練、戦闘へのプロセスなどを体感する事で少しでも当時に近づけるような内容の活動を行いたいと思っています。

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1/1ジオラマとは?
ミリタリーが趣味の方なら、1/35の戦車や歩兵のプラモデルを御存じの方も多いと思います。
私も子供の頃から数多くの戦車や歩兵のプラモデルを作り、ジオラマを作ったり想像の戦場で戦わせてきたわけですが、自分が身につけれる実物、つまり1/1サイズの被服や装備を集めるにつれ、現実のサイズでのジオラマが作りたいと思うようになりました。
置いてある物だけでなく、中に居る人間までもが動き、話し、食事し、寝るジオラマです。
ジオラマ製作においては、最大限余計なものを中に入れないようにすると思います。 わざわざ第二次大戦時のジオラマに1/35サイズのペットボトルを作成して置く方も居られないでしょうが(w
写真を撮るときはもちろん、その中で生活しながらも当時無かったような物を最大限排除したいと思い、活動しています。

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私がリエナクトの主として置いている部隊設定が、第二次世界大戦におけるアメリカ陸軍第100大隊です。
詳しい事などは、関連書籍や他サイトなどでも紹介されてますのでここでは簡単な説明だけ。
第100大隊は、第二次世界大戦中にハワイ日系移民の2世で編成された部隊です。
当初は敵対国である日本人と言う事で、前線には送られずにアメリカ本土にて半ば隔離的に訓練をしていたのですが、後にイタリア戦線に送られ第34師団(レッド・ブル)に配属されました。
イタリア戦線においては、カッシーノの戦いなどで34師団の中でも最も活躍した部隊となり、当時の新聞などでも紹介されています。
また34師団所属中の2世兵士は、この頃ヘルメットの前面に師団シンボルである「レッドブル・赤牛」をペイントしていましたが、まさに師団の一員として認められていた証と言えるでしょう。
更に本土移民の日系2世を加えて編成された第442連隊がイタリア戦線に到着し、100大隊はその第1大隊として戦い続ける事になります。

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当初は「ジャップ」と呼ばれ、上級指揮官から「必要ない」と言われた日系部隊でしたが、戦闘を重ねるうちにその評価は逆転し、各方面の指揮官から2世部隊を増援で欲しいと言われるまでになりました。
その評価の一端は、全アメリカ陸軍の中でも傑出した勲章の授与数だけでも明らかでしょう。
その後戦線の推移に伴い、34師団から36師団へと転属した442連隊(100大隊含む)は南フランスでも傑出した戦いを見せ、数々の大統領部隊感状を始めとする表彰を受けました。
前面のドイツ軍と、後面の人種差別の二正面に真っ向から戦い、そしてそのどちらにも恥じることのない勝利を示した2世兵士達。
彼らの功績に心から敬意を表しながら、彼らの戦いの歴史を一部ながらでも再現したいと思っています。

                  
 
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Posted by 先任  at 22:02 │Comments(0)リエナクトメントについて日系部隊史

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