What Price Glory

表題の通りで、第二次大戦中の歩兵の生活の一部を切り取って体験しようと言う会です。
これは2010年の１月に開催されました。

映画などの「ただカッコ良い兵隊」ではなく、実際の大変な生活の一部を体験するためのイベントであり、一般に言う「戦闘」。。。つまり単なる撃ち合いなどはしておりません。
ドイツ軍防御線近くに到達し、簡易陣地の構築及び偵察、哨戒活動。
そして野戦における携帯糧食等。

このイベントは「雰囲気撮影」のためではなく、実際に歩き、穴を掘り、貧相(笑)な食事を採り、防寒対策を当時の歩兵装備で行いながら一晩を過ごしています。
（残念ながら、深夜に雨足がかなり強くなったため、安全を重視して、午前１時頃より大型天幕を使用しました）


開始前には状況下達があり、現在の我及び敵の情報、任務、禁止事項などを指示される。
キャンプであっても軍隊であっても必要な事。
これらを省くから日本のリエナクトメントってダメなんかなぁと思ったり。。（ｗ




出発前に携行糧食が配られる。
この写真で配ってるのは「Ｋレーション」と呼ばれる物で１箱が１人の一食分。
本来は空挺部隊など最前線にて単独で展開する部隊用のレーションであったが、支給の便利さゆえか一般部隊でも多用された。
「BreakFast」「Dinner」「Supper」の３種が通常は一組で支給され一日分となる。
内容物は肉かチーズの缶詰、クラッカー、インスタントコーヒーもしくはスープ、タバコ、マッチ、チョコレートバー、ガム、トイレットペーパー等。
写真は再現して私が作った物であり、このイベントで実際に食べたものです。



前進を開始。
真冬の石川県。　寒さ対策で着膨れしてますが、歩けばすぐに暑くなり止ればすぐに冷え込む気候。
雪が前進を阻みます。　足元もオーバーシューで耐寒。


小休止、ではなく前方を偵察中。
数名が前方の安全確認のために前進している間、部隊は停止。




攻撃開始地点に到達。
この位置より攻撃をかける為、事前偵察などを行う間待機するための壕を構築する。
夜間に敵陣地（実際にドイツ軍リエナクターが山向こうで警戒してました）の偵察を行いつつ、我の陣地を警戒して歩哨に立つ。
泥濘で穴掘りは進まない。。。


壕を構築しながら交代で食事を取る。
もちろん食事は出発前に配られたＫレーション。
温食が早く食べたい。。。