2015年06月04日

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

2015年5月4,5日 御殿場で開催されました「Combat9」に参加いたしました。
その中で、BCo/100bnは歩兵中隊としてのリエナクトメントを実施いたしましたが(過去記事参照)、他に主催からの依頼により、105mm榴弾砲操作を行いました。
生活再現や、きちんとした訓練もしていない上に、砲に必ず付随する属品などもそろってないのでリエナクトとしては微妙ではありますが、まぁ滅多にない機会ですので写真でご紹介いたします。

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

事前訓練は30分程度しかできませんでしたが、それなりに砲兵に見える動きはできたかと思います。
仮想FDCを大会本部脇に設置し、そこから砲班長へ有線電話を使用して砲撃指示を出しました。

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

砲班長はFDCから来た射撃緒元を伝え、射手は方位を、1番手は仰角を合わせます。
装填は、実物砲弾は使えません(当たり前や)ので、空薬莢を使用。
弾丸掛、装薬掛がそれぞれ命令に従って弾薬を準備し、装填手に渡します。
受け取った装填手は、1番手が尾栓を開くと速やかに筒中を確認し、装填。
各員の準備完了を受けた班長は、射撃を下令。
一番手が拉縄を引き、射撃します。

発射後、駐退(さすがにしませんが)し、復座する砲の尾栓を1番手が開け、俳莢。
本来、自動俳莢する機械ではありますが、当時の映像を見ていると、詰まってくるのか手で引っ張り出しているのも見かけます。

何発かの試射を終え、効力射に移行。

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

前述した通り、今回は本来歩兵中隊での参加であり、砲兵の準備は何もしていなかったので、実施したのは一番狭い「射撃」と言う部分だけでした。
本来であれば、砲陣地の構築(とんでもなく大変ですがw)、砲の設置、弾薬等の準備はもちろんですが、生活するのであれば生活壕なども作らねばなりませんし、射撃が終われば(射撃が無くても、ですが)砲の整備に明け暮れる事でしょう。
それらを再現して、ようやく砲兵のリエナクトになる、と考えていますが。。。。まぁなかなかそこまでは出来ませんねw

BCo/100bn リエナクトメント活動 「御殿場COMBAT9」 番外編

イタリア戦線のおいて、日系部隊であった442連隊戦闘団は、第522野砲大隊を隷下に修めていました。
もちろん、522大隊も主要な人員は日系アメリカ人です。
彼らが使用した、つまりWW2において日系アメリカ人が使用したもっとも大口径の火砲がこの105mm榴弾砲でした。
522大隊は442連隊のみでなく、独立して他の様々な部隊の支援を実施しており、その中には有名は101空挺師団も含まれます。
ある戦線でのエピソードでは、他の野砲大隊と同時に射撃命令を受領し、他の白人で編成された野砲大隊が射撃開始を報告した時点で522大隊は「所定弾数、撃ち終わり」を報告した、と言うものがあります。
またザルツブルグで第4師団の支援をした時には3日間で14回もの陣地転換を行った、という記録もあります。

ヨーロッパ戦線で522野砲大隊が射撃した砲弾は15万発でした。

なお、今回使用させていただいた105mm榴弾砲は「NPO法人 防衛技術博物館を創る会」所有のもので、イベント「COMBAT9」にお貸しいただいた物です。
http://www.tank-museum-japan.com/
防衛技術博物館を創る会は「日本に戦車(を中心とした兵器関連)博物館を作ろう」をコピーに実現に向けて活動しておられます。
自衛隊駐屯地だけでなく、気軽に戦車や火砲の展示を見れる博物館。諸外国では当たり前のようにあるものですが、わが国には今のところありません。
是非、実現して欲しいものです。







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Posted by 先任  at 05:34 │Comments(0)イベント参加レポート

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