2022年04月11日
BCo野営訓練 火器小隊迫撃砲班 Vol.1 迫撃砲陣地構築編
山梨県北杜市にあるスティルフォレストさんのフィールドをおかりして、掩体構築を中心とした訓練を実施いたしました。
今回より数回に渡り、訓練内容についてレポート致します。
被服装備の想定時期は1944年初頭、編制は歩兵小銃中隊火器小隊60mm迫撃砲班です。

参考までに、記事の下部に想定と必要装備被服のレギュレーションについて掲載しています。
今回の参加メンバーは7名、定数どおりで指揮班2名・砲分隊5名を編成しました。
今回の訓練の主目的である掩体構築に合致するように、状況の付与は、防御態勢における前哨及び砲の展開としました。
指揮班2名が前哨における監視警戒にあたり、その後方に砲分隊が展開して射撃を実施する想定です。



今回は訓練として小銃掩体利用の60mm迫撃砲陣地を構築しました。
砲が地表に有るため直接照準が出来る掩体です。
これはアメリカ軍フィールドマニュアルに則った陣地ですが、実際の前線ではあまり使用されていなかった可能性があります。
今回は基礎訓練としてマニュアル通りの構築を目指しました。




編成完了した砲分隊。
右から分隊長・砲手・助手・弾薬手・弾薬手。被服装備と携行区分は1942年規定に基づいています。
分隊長を含む砲手以外の全員がベスト状の弾薬運搬袋(アムニッションバッグ)を着用します





アムニッションバッグは、60mm砲弾を前後のポケットに各6発ずつ、計12発収納して携行するためのもので、個人の被服装備を身に付けた完全軍装の上から着用します。
定数分の砲弾を入れた場合の重量はおよそ16kgになりますが、ダミーで近い重量のものを用意し、各メンバーに体感してもらいました。






分隊長、小隊本部一名で陣地偵察を実施後に迫分隊は陣地進入を行いました。
初日は宿営地の設置後に、前哨と砲の展開地を決めて、掩体構築を実施。
フィールドから見える道路の十字路に仮想敵が進出することを想定し、前哨と砲の位置を決めます。
前哨は監視対象である十字路を見通せてかつ隠蔽可能な森の斜面に設置し、砲は樹間に上空が拓けて射撃可能な場所を選定しました。








60mm迫撃砲は先ず砲を設置してから構築を開始します。
緊急時に何時でも射撃するためです。
後半になり雨が降ってきたため、迫撃砲にレインコートを掛け器材保護をしています。






弾薬手は二人用小銃掩体を構築。
交代で構築作業出来る。



分隊長は1人用小銃掩体を構築。
手信号、音響通信可能な範囲を基準に選定します。







OPは敵から隠蔽された迫分隊陣地から離れ、敵方を監視し間接射撃の目標を伝える掩体として二人用小銃掩体を構築。
当初はフィールドマニュアルの画像の掩蓋陣地を作成予定でしたが、時間と資材不足であったため二人用小銃掩体に変更して構築しました。
42年の教範には小銃掩体を利用すると記述されています。
それぞれの掩体は日没前には90%概成し訓練終了となりました。





以下が今回のレギュレーションです。
被服・装備
※ 複製品、代用品の使用可。
・複製品については極端に形状、素材が違っていたり色が違っていなければ使用可能。
判断が付かない場合は問い合わせ下さい。
・代用品についても複製品に準じます。
※「推奨」は無くても参加できますが、有るとより良い物を指します。
被服
・サマースリーブレスアンダーシャツ
・アンダードラウアー(ODまたは白)
・ODウールクッションソックス(戦後品可)
・M37ウールシャツ(推奨)又は43年型(34師団章着用、指定者以外階級章不可)
・ウールトラウザース
・トラウザースベルト
・ODフィールド(M41)ジャケット(34師団章着用、指定者以外階級章不可)
・上記ODフィールドジャケットに替えてウィンターコンバットジャケット及びウィンターコンバットトラウザース着用可(上着34師団章着用、指定者以外階級章不可)
・ニットキャップ(形状、色が著しく違う複製品は使用不可。実物推奨)
・サービスシューズタイプⅢ(いわゆるM43型ラフアウトブーツ
・M1938レギンス
・レインコート(推奨) ☆ハバーサック
装備(「推奨」以外はすべて必須) ☆装備位置
・M1928ハバーザック
・Tボーンショベル ☆ハバーサック
・M1923カートリッジベルト
(砲手、助手はピストルベルト、ピストルマガジンポーチ)
(弾薬手はピストルベルト、カーバインマガジンポーチをカートリッジベルトに変えて選択可能)
・水筒 ☆右腰
・包帯ポーチ ☆左横
・銃剣(砲手、助手、カーバイン選択の弾薬手は不要) ☆ハバーサック
・ガスマスクバック(ライトウェイト)カーキ(面体無くても可)
・M1アムニッションバック(分隊長)
・M2アムニッションバック(助手、弾薬手)
・M1ヘルメット ※34師団章ペイント必須
(固定ベイル推奨、可動ベイル可、プラスチックヘルメット不可)
・ハーフテント(OD、カーキ共に可、カーキ推奨)
※スナップボタンのタイプは不可
・ウールブランケット×1(2枚推奨)
☆テントロールで携行
・メスパン及びカトラリー ☆ハバーサック・メスキットポーチ
火器
・M1ライフル
・M1カーバイン(バヨネットラグ無し、フリップアップタイプリアサイト)※弾薬手はライフルと選択可
・ピストル(砲手、助手)
・60mm迫撃砲
「推奨」被服
・防寒アンダーシャツ(着用は任意)(ODまたは白)
・防寒アンダーパンツ(着用は任意)(ODまたは白)
・5ボタンニットセーター(ボタン交換戦後代用可)
・ドックタグ
・ハンカチ
・ウールニットグラブ(推奨)又はレザーパームグローブ
・「推奨」装備
・M1936サスペンダー ※ストラップ切断品のみ使用可能
・ヘルメットネット(ラージメッシュのみ可。他は不可)
・ウールオーバーコート
・コートタイプパーカー
・マウンテンパーカー
・オーバーシューズ
・「推奨」するハバーザック入り組品
・ウィンターアンダーシャツ(未着用時)
・ウィンターアンダードラウアー(未着用時)
・ウールクッションソールソックス 1~2足
・レインコート
・メスキット
・ハックタオル
・洗面セット
・ハンカチ
・バラックバック
これらの装備類は原則、自弁でご用意いただきますが、「どうしても○○だけ用意が難しい」等の場合、余剰品のレンタルもしくは販売できる場合もあります。
ご相談下さい。
・その他
髪型
サイド、後部は短く、モミアゲは耳の穴より上で整えて下さい。(長髪の場合分からない様に極力工夫して下さい。)
眼鏡(必要者)
ボストンフレーム
※コンタクトレンズの使用は許可します。
時計
当時のオーバルタイプの私物品、同等品以外は着用不可。※服薬等で時計が必要な場合、事前にご相談下さい。
ウール、金属アレルギー等有る方はご相談ください。
階級(役職)※事前に指名
※基本的にPvt 兵のみの募集です。階級章についてはこちらから指定する他は着用無しでお願いします。
Vol.2生活再現編へと続きます。
今回より数回に渡り、訓練内容についてレポート致します。
被服装備の想定時期は1944年初頭、編制は歩兵小銃中隊火器小隊60mm迫撃砲班です。

参考までに、記事の下部に想定と必要装備被服のレギュレーションについて掲載しています。
今回の参加メンバーは7名、定数どおりで指揮班2名・砲分隊5名を編成しました。
今回の訓練の主目的である掩体構築に合致するように、状況の付与は、防御態勢における前哨及び砲の展開としました。
指揮班2名が前哨における監視警戒にあたり、その後方に砲分隊が展開して射撃を実施する想定です。



今回は訓練として小銃掩体利用の60mm迫撃砲陣地を構築しました。
砲が地表に有るため直接照準が出来る掩体です。
これはアメリカ軍フィールドマニュアルに則った陣地ですが、実際の前線ではあまり使用されていなかった可能性があります。
今回は基礎訓練としてマニュアル通りの構築を目指しました。




編成完了した砲分隊。
右から分隊長・砲手・助手・弾薬手・弾薬手。被服装備と携行区分は1942年規定に基づいています。
分隊長を含む砲手以外の全員がベスト状の弾薬運搬袋(アムニッションバッグ)を着用します





アムニッションバッグは、60mm砲弾を前後のポケットに各6発ずつ、計12発収納して携行するためのもので、個人の被服装備を身に付けた完全軍装の上から着用します。
定数分の砲弾を入れた場合の重量はおよそ16kgになりますが、ダミーで近い重量のものを用意し、各メンバーに体感してもらいました。






分隊長、小隊本部一名で陣地偵察を実施後に迫分隊は陣地進入を行いました。
初日は宿営地の設置後に、前哨と砲の展開地を決めて、掩体構築を実施。
フィールドから見える道路の十字路に仮想敵が進出することを想定し、前哨と砲の位置を決めます。
前哨は監視対象である十字路を見通せてかつ隠蔽可能な森の斜面に設置し、砲は樹間に上空が拓けて射撃可能な場所を選定しました。








60mm迫撃砲は先ず砲を設置してから構築を開始します。
緊急時に何時でも射撃するためです。
後半になり雨が降ってきたため、迫撃砲にレインコートを掛け器材保護をしています。






弾薬手は二人用小銃掩体を構築。
交代で構築作業出来る。



分隊長は1人用小銃掩体を構築。
手信号、音響通信可能な範囲を基準に選定します。







OPは敵から隠蔽された迫分隊陣地から離れ、敵方を監視し間接射撃の目標を伝える掩体として二人用小銃掩体を構築。
当初はフィールドマニュアルの画像の掩蓋陣地を作成予定でしたが、時間と資材不足であったため二人用小銃掩体に変更して構築しました。
42年の教範には小銃掩体を利用すると記述されています。
それぞれの掩体は日没前には90%概成し訓練終了となりました。





以下が今回のレギュレーションです。
被服・装備
※ 複製品、代用品の使用可。
・複製品については極端に形状、素材が違っていたり色が違っていなければ使用可能。
判断が付かない場合は問い合わせ下さい。
・代用品についても複製品に準じます。
※「推奨」は無くても参加できますが、有るとより良い物を指します。
被服
・サマースリーブレスアンダーシャツ
・アンダードラウアー(ODまたは白)
・ODウールクッションソックス(戦後品可)
・M37ウールシャツ(推奨)又は43年型(34師団章着用、指定者以外階級章不可)
・ウールトラウザース
・トラウザースベルト
・ODフィールド(M41)ジャケット(34師団章着用、指定者以外階級章不可)
・上記ODフィールドジャケットに替えてウィンターコンバットジャケット及びウィンターコンバットトラウザース着用可(上着34師団章着用、指定者以外階級章不可)
・ニットキャップ(形状、色が著しく違う複製品は使用不可。実物推奨)
・サービスシューズタイプⅢ(いわゆるM43型ラフアウトブーツ
・M1938レギンス
・レインコート(推奨) ☆ハバーサック
装備(「推奨」以外はすべて必須) ☆装備位置
・M1928ハバーザック
・Tボーンショベル ☆ハバーサック
・M1923カートリッジベルト
(砲手、助手はピストルベルト、ピストルマガジンポーチ)
(弾薬手はピストルベルト、カーバインマガジンポーチをカートリッジベルトに変えて選択可能)
・水筒 ☆右腰
・包帯ポーチ ☆左横
・銃剣(砲手、助手、カーバイン選択の弾薬手は不要) ☆ハバーサック
・ガスマスクバック(ライトウェイト)カーキ(面体無くても可)
・M1アムニッションバック(分隊長)
・M2アムニッションバック(助手、弾薬手)
・M1ヘルメット ※34師団章ペイント必須
(固定ベイル推奨、可動ベイル可、プラスチックヘルメット不可)
・ハーフテント(OD、カーキ共に可、カーキ推奨)
※スナップボタンのタイプは不可
・ウールブランケット×1(2枚推奨)
☆テントロールで携行
・メスパン及びカトラリー ☆ハバーサック・メスキットポーチ
火器
・M1ライフル
・M1カーバイン(バヨネットラグ無し、フリップアップタイプリアサイト)※弾薬手はライフルと選択可
・ピストル(砲手、助手)
・60mm迫撃砲
「推奨」被服
・防寒アンダーシャツ(着用は任意)(ODまたは白)
・防寒アンダーパンツ(着用は任意)(ODまたは白)
・5ボタンニットセーター(ボタン交換戦後代用可)
・ドックタグ
・ハンカチ
・ウールニットグラブ(推奨)又はレザーパームグローブ
・「推奨」装備
・M1936サスペンダー ※ストラップ切断品のみ使用可能
・ヘルメットネット(ラージメッシュのみ可。他は不可)
・ウールオーバーコート
・コートタイプパーカー
・マウンテンパーカー
・オーバーシューズ
・「推奨」するハバーザック入り組品
・ウィンターアンダーシャツ(未着用時)
・ウィンターアンダードラウアー(未着用時)
・ウールクッションソールソックス 1~2足
・レインコート
・メスキット
・ハックタオル
・洗面セット
・ハンカチ
・バラックバック
これらの装備類は原則、自弁でご用意いただきますが、「どうしても○○だけ用意が難しい」等の場合、余剰品のレンタルもしくは販売できる場合もあります。
ご相談下さい。
・その他
髪型
サイド、後部は短く、モミアゲは耳の穴より上で整えて下さい。(長髪の場合分からない様に極力工夫して下さい。)
眼鏡(必要者)
ボストンフレーム
※コンタクトレンズの使用は許可します。
時計
当時のオーバルタイプの私物品、同等品以外は着用不可。※服薬等で時計が必要な場合、事前にご相談下さい。
ウール、金属アレルギー等有る方はご相談ください。
階級(役職)※事前に指名
※基本的にPvt 兵のみの募集です。階級章についてはこちらから指定する他は着用無しでお願いします。
Vol.2生活再現編へと続きます。
耐寒私物演習2024 Vol.2
耐寒私物演習2024 Vol.1
第106回 ビクトリーショー展示
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2024年耐寒私物演習 Vol.4
2024年耐寒私物演習 Vol.3
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