2014年08月21日
日本軍 訓練会 Vol.2

16,17日とバトルランドさんで日本陸軍の訓練会を実施しました。
野戦築城訓練に関しては前回の記事参照。
夕食後、22時まで座学。
勉強会と言うのはどうもこの趣味で敬遠されがちですね。
しかしとても重要な事と考えています。
「とりあえずやってみよう」と言うやる気も大事な時期もありますが、ある程度の期間を経てきた場合、なんとなくだけでリエナクトをやろうとすると、とてもいい加減で、かつ意味の無い物になりかねません。
まぁ「好きでやってんねんから」って方はそれで良いと思いますがね。 私も「好きでやってんねん」から、好きにしてますよ、えぇww
私の好きな趣味は軍服着て遊んでたら満足できる、ってものでは無いというだけです。
脱線、脱線。 この手のグチグチはまた別の機会にww
座学では翌日実施予定の「攻撃」について、と夜間実施する「歩哨」について学びました。
中身の詳細は割愛しますが、どちらも兵士として常識以前に身についてるはずの事であり、おそらく多くの「リエナクター」の皆様も「知ってるよ」って事柄です。
もっとも「知ってる」からと言って、実際に行動できるわけでもないのはご理解いただけるかと思います。
これから実際にやる、と言うだけで受け止め方も変わると思います。
この日の歩哨は2人1組に歩哨係りの伍長もしくは兵長1名で実施し、2時間交代としました。
立哨位置は作ったばかりの観測所。
ただ2時間過ごすだけでも良かったのですが、せっかくなので歩哨係りに交代後、適宜の時間に事象の現示をしてもらいました。
ドラム缶を叩く音、足音、光などによる現示ですが、いつ示されるかわからないので本当に2時間ちゃんと見張る必要があります。
訓練効果はどうだったでしょうかね?
参加者の皆様の感想を聞きたいものですw
で、2時間交代で立ちつつ、午前4時に起床。
長い組でも4時間の睡眠です。
野戦において兵隊は寝れません、と言うのは本などの知識でご存知でしょうが、実際にやってみると辛いものです。
昨日の作業の疲労も残ります。
行軍や戦闘してないだけ随分マシなのですが。
もちろん、実戦の緊張には比べるべくもないことでしょう。
午前4時に起こされ、装具を整えて移動を開始。
2名は仮想敵として障害を設置します。
残った7名で、攻撃の訓練を開始。

払暁の攻撃を企図し、偽装は鉄帽のみ。
時間的な制約もあっていくつかの手順は省略しました。

攻撃目標、任務について指達し行動を開始。




斥候を2組出し、それぞれ進撃路上の障害、敵情などを探ります。





攻撃正面に鉄条網を確認、迂回しての攻撃を企図。






迂回した後、更に敵陣地について斥候を出し、確認します。

仮想敵の歩哨を確認






攻撃手順を確認し、攻撃開始。
突入組と支援組に分かれ、支援組の援護下で敵陣地に突入。


敵陣地を制圧。 速やかに逆襲対処を行い、確保した所で状況を終了。

装備被服人員の異常の有無を確認後、訓練を終了します。

その後、隊伍を組んで宿営地に戻り、朝食。

以上が今回の訓練の内容でした。
ちょっと詰め込み過ぎで、部分部分がおろそかになった点もありましたが、概ね良い訓練会となったと思います。
特に初めての経験も多く、今後の活動の糧となっていただければ幸いです。
また次回以降、こんな訓練がしたいという要望がありましたら、指導部と相談の上、可能な限り実施していきたいと思います。
最後になりましたが、ご協力いただいたバトルランド様をはじめ、各方面でご指導くださった皆様にも御礼申し上げます。
また参加された皆様、大変お疲れ様でした。
写真の方はすでにフェイスブックでも公開しておりますが、海外の多くのリエナクター、歴史研究家の方々から素晴らしい、と評価をいただいております。
なお、構築した観測所についてはバトルランドさんのご厚意で、朽ち始めるまでは残地されますので、撮影に訓練?にゲーム(あんま使えんけど)にイベントに宿泊wにと是非、ご利用下さい。
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