2017年03月04日
リエナクトメント 迫撃砲班 Vol.6
日系第100大隊B中隊、迫撃砲班リエナクト レポート6です。
前進を終えて射撃位置に到達、目標を双眼鏡で確認します。
双眼鏡にはレティクルと呼ばれる目盛りがあり、大きさの分かる目標物を測って計算する事で距離が割り出せます。
班長はコンパスを使用して目標の方位を確認し、射撃準備を下令。
班長は砲(底板)の位置、基準方向、距離を決めて命じつつコリメーター(照準機)を砲手に手渡します。
砲手は助手と協力し底板を固定(安定した射撃を行うならば地中に埋めます)、砲を基準位置に合わせます。
続けてコリメーターを砲に付け、コリメーターに付属する水平器を使って水平調整を行います。
その間に班長の命で助手は弾薬を準備、弾薬は弾種、信管部、装薬部を必ず確認します。
現在の状況では味方中隊の前進を支援する為、煙弾の使用が適当ですが、我々はまだ保有してませんので榴弾の訓練弾で代用しています。
準備が出来た段階で想定セクション長に「射撃準備良し」を報告します。
中隊の攻撃発起時刻に合わせ(もちろん効果を考慮し、発起時刻以前)射撃を開始。
想定による射撃を実施しました。
予定弾数を撃ち終えた時点で班長は「射撃待て」を下令、同時に「煙弾〇発、発射終わり。残弾、榴弾〇発、煙弾〇発」をセクション長に報告します。
セクション長からは現位置で待機が命ぜられそのまま射撃体勢を維持して待機しました。
その後、攻撃中の小隊が敵機関銃陣地に阻まれ、前進困難。迫撃砲による支援を要請するとの状況が付与されました。続けて中隊本部から射撃命令が下り、目標の位置、種類が付与されます。
現在の射撃位置では照準不能な位置のため、迫撃砲セクション長は前進準備を下令。
班長は速やかに前進準備を下令し、セクション長と次の射撃位置について打ち合わせます。
砲手と助手は砲をたたみ、準備していた弾薬を仕舞って携行できるようにし、いつでも前進できる態勢で待機します。
射撃位置が決定し、簡易的な命令をセクション長から受けた班長は速やかに前進を下令。
急いで次の射撃位置を目指します。
以下次回に続きます。
なお射撃の手順や命令、行動については実際の60mm迫撃砲の運用に対して勉強不足もあり、間違いもあるかと思います。
可能な範囲でご指摘などいただけましたら幸いです。
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