2019年02月17日
BCo新年会2019 私物演習レポートVol.5
2019年新年会として、ドイツ軍「黒騎士中隊」のご協力を得て、対抗演習形式で実施致しました。

想定は以下の通りです。
※参加規約
1944年1月 イタリア戦線 カッシーノ近郊 マジョ高地群Hill 1190を攻撃する部隊、3pt/B Co/100Bn/133Reg/34Div(アメリカ陸軍第34師団第133連隊第100歩兵大隊B中隊第3小隊)です。
史実ではモンテカッシーノの戦いの前哨戦として、高地群の攻略に当たった第100歩兵大隊の記録が残っています。
部隊規模として1個分隊を再現し、その上級部隊である小隊本部からの命令を想定として行ないました。
レポート第5項をお送り致します。
夜間斥候にてドイツ軍が鉄条網を(一部)修復しているのを確認し、再度切断。
攻撃経路を確認し本部へ報告します。

中隊本部では有線電話で各部隊の行動を確認して情報を集約、各小隊へ攻撃命令を下達します。

命令下達。
本来、小隊にはこのような天幕は無く、暗闇でも行なうことではありますが、今回は訓練を兼ねていた為、明るい所(と言っても当時のガソリンランタンですが)で命令下達を行ないました。





命令下達の後、僅かな仮眠を取り明け方前に起床。
攻撃準備を下令し、行動を開始します。
夜間に偵察し、確認した経路を伝って配置に付き、攻撃の合図を待ちます。


一方のドイツ軍も気配に気づき、未明に配置に付きました。
そしてその時間がやってきます。
想定で小隊に割り当てられていた迫撃砲が突撃支援射撃を開始。
ドイツ軍陣地に砲弾を降らせます。







BAR(ブローニング自動小銃)が射撃を開始、分隊に突撃が下令されました。
一斉に立ち上がって突進するアメリカ軍。


ドイツ軍の歩哨はそれをすぐに発見したものの、あまりの勢いに立ちすくみ、反撃どころか声も上げられないままに撃たれました。
敵の突撃という事自体には気付いたものの、MGもまた射撃する間もないまま突破されます。
ドイツ軍参加者は、周到に準備された歩兵の突撃がいかなる衝力を持つのか、まさに身をもって体験できたかと思います。
アメリカ軍はドイツ軍を制圧し、丘を占領。
逆襲対処を下令した所で状況を終了しました。

状況終了後、時間を開けずにその場で簡易なAAR(AfterActionReview=事後研究会)を実施。
戦闘の最後における行動とその結果を確認します。

更にその後、天幕に集まって本格的なAARを行い、昨日からの両軍の行動を整合して参加者がそれぞれどのような行動を行い、またそれが相手からそどのように見えていたかを確認します。
やり方としては小学校の「終わりの会」のような感じです。
これらは実際の軍隊でも行なわれますが、次回以降のステップに繋がる重要な項目の1つです。
面倒がらずに是非やってみてください。
と、言うことで以下次回です。
インフォメーション
台湾のミリタリー雑誌「CombatKing」誌3月号に昨年関西ヒストリカルイベントが主催致しましたイベント「オストフロント1944」が特集、掲載される予定です。
内容はカラー10~12ページの大特集です。
この「CombatKing」誌、オストフロント掲載の3月号が欲しい方には、注文による取り寄せ販売をいたします。
代金は送料込みで1部1000円です(ほぼ実費のみです)
記事の文章は中国語ですが、漢字なのでだいたいのニュアンスは理解できますw





※この写真は過去掲載号のものです。
ご希望される方は「2月18日中」にブログへのメッセージや、管理人へのツイッター、メール等でのご連絡をお願いいたします。
発送は3月中旬頃を予定しています。
また、この機会に過去のバックナンバーを希望される方もご連絡下さい。
※バックナンバーについても価格は同様ですが、先方に在庫が無かった場合は自動的にキャンセルとなります。ご了承下さい。
・BCo御殿場キャンプ特集号
・MVG軽井沢2017特集号
・ざ・オストフロント特集号
・ざ・オストフロント1942特集号
・ざ・パシフィックフロント3特集号
・ざ・パシフィックフロント4特集号
想定は以下の通りです。
※参加規約
1944年1月 イタリア戦線 カッシーノ近郊 マジョ高地群Hill 1190を攻撃する部隊、3pt/B Co/100Bn/133Reg/34Div(アメリカ陸軍第34師団第133連隊第100歩兵大隊B中隊第3小隊)です。
史実ではモンテカッシーノの戦いの前哨戦として、高地群の攻略に当たった第100歩兵大隊の記録が残っています。
部隊規模として1個分隊を再現し、その上級部隊である小隊本部からの命令を想定として行ないました。
レポート第5項をお送り致します。
夜間斥候にてドイツ軍が鉄条網を(一部)修復しているのを確認し、再度切断。
攻撃経路を確認し本部へ報告します。

中隊本部では有線電話で各部隊の行動を確認して情報を集約、各小隊へ攻撃命令を下達します。

命令下達。
本来、小隊にはこのような天幕は無く、暗闇でも行なうことではありますが、今回は訓練を兼ねていた為、明るい所(と言っても当時のガソリンランタンですが)で命令下達を行ないました。
命令下達の後、僅かな仮眠を取り明け方前に起床。
攻撃準備を下令し、行動を開始します。
夜間に偵察し、確認した経路を伝って配置に付き、攻撃の合図を待ちます。

一方のドイツ軍も気配に気づき、未明に配置に付きました。
そしてその時間がやってきます。
想定で小隊に割り当てられていた迫撃砲が突撃支援射撃を開始。
ドイツ軍陣地に砲弾を降らせます。
BAR(ブローニング自動小銃)が射撃を開始、分隊に突撃が下令されました。
一斉に立ち上がって突進するアメリカ軍。
ドイツ軍の歩哨はそれをすぐに発見したものの、あまりの勢いに立ちすくみ、反撃どころか声も上げられないままに撃たれました。
敵の突撃という事自体には気付いたものの、MGもまた射撃する間もないまま突破されます。
ドイツ軍参加者は、周到に準備された歩兵の突撃がいかなる衝力を持つのか、まさに身をもって体験できたかと思います。
アメリカ軍はドイツ軍を制圧し、丘を占領。
逆襲対処を下令した所で状況を終了しました。
状況終了後、時間を開けずにその場で簡易なAAR(AfterActionReview=事後研究会)を実施。
戦闘の最後における行動とその結果を確認します。
更にその後、天幕に集まって本格的なAARを行い、昨日からの両軍の行動を整合して参加者がそれぞれどのような行動を行い、またそれが相手からそどのように見えていたかを確認します。
やり方としては小学校の「終わりの会」のような感じです。
これらは実際の軍隊でも行なわれますが、次回以降のステップに繋がる重要な項目の1つです。
面倒がらずに是非やってみてください。
と、言うことで以下次回です。
インフォメーション
台湾のミリタリー雑誌「CombatKing」誌3月号に昨年関西ヒストリカルイベントが主催致しましたイベント「オストフロント1944」が特集、掲載される予定です。
内容はカラー10~12ページの大特集です。
この「CombatKing」誌、オストフロント掲載の3月号が欲しい方には、注文による取り寄せ販売をいたします。
代金は送料込みで1部1000円です(ほぼ実費のみです)
記事の文章は中国語ですが、漢字なのでだいたいのニュアンスは理解できますw





※この写真は過去掲載号のものです。
ご希望される方は「2月18日中」にブログへのメッセージや、管理人へのツイッター、メール等でのご連絡をお願いいたします。
発送は3月中旬頃を予定しています。
また、この機会に過去のバックナンバーを希望される方もご連絡下さい。
※バックナンバーについても価格は同様ですが、先方に在庫が無かった場合は自動的にキャンセルとなります。ご了承下さい。
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・ざ・オストフロント特集号
・ざ・オストフロント1942特集号
・ざ・パシフィックフロント3特集号
・ざ・パシフィックフロント4特集号
2025年5月 ReenactmentTraining Vol.3(最終項)
2025年5月 ReenactmentTraining Vol.2
2025年5月 ReenactmentTraining Vol.1
耐寒私物演習2024 Vol.2
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第106回 ビクトリーショー展示
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