2021年08月21日

1人でもリエナクト。Vol.2 アメリカ陸軍第100歩兵大隊B中隊第1小隊小銃手 1942年10月 キャンプマッコイ

Covid-19の影響は残念ながらまだしばらくは継続しそうですね。
BCo/100Bnでは、集まっての活動が困難であることからしばらく大きな活動は停止しています。

しかしながら「1人でやるならば、流行り感染症の危険性は少なく可能ではないか」
また、たまにみかける「仲間が居ないのでできない」と言われる方への実践的アドバイス、応援が可能ではないかと考え、今回ば管理人の先任1人での1夜2日リエナクトメントを企画、実施してみました。

想定としては1942年10月のキャンプマッコイにて訓練中のアメリカ陸軍第100歩兵大隊B中隊第1小隊の兵士をモデルとし、訓練での1夜2日の行動の一部を切り取って再現すると言う流れで計画しました。
今回はそのレポートの第2弾です。
夜間斥候と、翌朝についてレポートいたします。

使用した装備、被服については前回のVol.1をご参照ください。

今回は戦闘の再現ではなく、戦闘を模擬した当時の訓練の再現体験です。
もっとも、自分1人のみで行っているため、命令や報告等はすべて省略しています。

また夜間はまったく写真が撮れない為、翌朝に同様の行動の一部を再現して、広報用に撮影しました。
戦闘を模擬した訓練の再現の夜間行動の撮影の為の再現です(何書いてるのか自分でもよくわからない)

1人でもリエナクト。Vol.2 アメリカ陸軍第100歩兵大隊B中隊第1小隊小銃手 1942年10月 キャンプマッコイ
※翌朝に再現撮影したもの。

1人でもリエナクト。Vol.2 アメリカ陸軍第100歩兵大隊B中隊第1小隊小銃手 1942年10月 キャンプマッコイ
※翌朝に再現撮影したもの。

20時より小隊本部から命を受け、夜間斥候に出発。
約500m程前進して想定上の敵を探ります。
ほぼ真っ暗でほとんど見えませんが、雨のおかげでこちらの音も消されます(誰も聞いてませんが)
途中、何度か大きな木を目印として記憶しましたが、帰り道に迷いました。
21時までに帰隊、報告と決めていましたが戻ってこれたのは21時10分でした。
なお、万が一に備えて電灯を携行していますが、使用していません。
小隊本部へ報告(想定)後、個人掩体へ戻って仮眠。

雨音がシェルターハーフを叩き、止んだら虫の音が周囲に広がります。
狭い穴の中で身じろぎもし辛く、なかなか寝付けませんが、軽く1時間程眠れました。

2300に小隊本部に呼ばれ、再度夜間斥候に。

1人でもリエナクト。Vol.2 アメリカ陸軍第100歩兵大隊B中隊第1小隊小銃手 1942年10月 キャンプマッコイ
※翌朝に再現撮影したもの。

1人でもリエナクト。Vol.2 アメリカ陸軍第100歩兵大隊B中隊第1小隊小銃手 1942年10月 キャンプマッコイ
※翌朝に再現撮影したもの。

2320に出発。 前回とは違うルートで進みます。
何度も木に引っ掛かり、足を取られ、蜘蛛の巣に絡まれ、小銃を投げ出したい気持ちになってきます。
普段は軽々と持っているM1小銃が本当に重く、邪魔になります。
しかし、いつ敵と遭遇するかもしれない斥候任務で小銃は手放せません。

汗と雨と露と泥まみれになりながら、0030に帰隊。
小隊本部に報告の後、個人掩体へ戻って仮眠を取ります。
残っていたBユニットのキャンディを口の中へ。
甘い。本当に美味い。
安物のキャンディ1つでこんなに幸せを感じれるなんて。

やはりリエナクトは素晴らしい!

横になりながら翌朝の行動を整理します。
本来ならば深夜に起床し、準備し、攻撃を行う状況ですが、本部から翌朝の攻撃が中止になる事を伝えられていました。
0800には開始点まで後退しなければなりません。
※家族から、事情により0800までに帰宅を命ぜられましたw

ふと思い出したように煙草を吸います。
汗や雨でグズグズになりつつありましたが、ちゃんと着火し、至福の時を味わえました。
やはりリエナクトは素晴らしい!

なお、掩体の中で光が漏れないように喫煙しています。
まだ状況を開始してから5本くらいしか吸ってない事に気付きました。
雨や作業や斥候や色々の上、掩体に入ると出すのが面倒でなかなか喫煙する気にならなかったのが原因ですかね。

翌朝の行動がだいたい纏まったのでそのまま仮眠へ。
実際は歩哨に立ったり色々あるのですが、省略したので4時間も寝れました。

1人でもリエナクト。Vol.2 アメリカ陸軍第100歩兵大隊B中隊第1小隊小銃手 1942年10月 キャンプマッコイ

0530 起床。
あたりは薄っすら明るくなっています。
雨は上がっていて、掩体内もほぼ乾いていました。

ものすごい空腹です。
明るくなったので、昨日食べ損ねたMユニットの開缶に挑戦します。

1人でもリエナクト。Vol.2 アメリカ陸軍第100歩兵大隊B中隊第1小隊小銃手 1942年10月 キャンプマッコイ

合法的に切断された銃剣を用いて四苦八苦の末、なんとか開きました。
破れるように開いた隙間からスプーンを突っ込み、貪るように食べます。

1人でもリエナクト。Vol.2 アメリカ陸軍第100歩兵大隊B中隊第1小隊小銃手 1942年10月 キャンプマッコイ

1人でもリエナクト。Vol.2 アメリカ陸軍第100歩兵大隊B中隊第1小隊小銃手 1942年10月 キャンプマッコイ

大嫌いなポークビーンズでしたが、めちゃめちゃ美味かったです。
やはりリエナクトは素晴らしい!

食事後は戦闘状況から解放されたので、穴の外で気持ち良く喫煙。
しばらくぼーっとした後、移動準備を行います。
水筒の水は1/3を残せました。

天幕を片付け、背嚢を組み直し、ブランケットロールを連結。

※想定外として穴の埋め戻し、現状復帰を行います。

すべての装具を背負い、車まで戻って状況を終えました。

以上が今回のレポートです。
反省点としては、思いつきに近く、準備を開始したのが前日。
結果として、CレーションがWW用に使用してる缶で作れなかったので、夕食をきちんと喫食できない事に繋がった点。
また、いつもリエナクトで使用するポケットナイフが見つからず、その準備が出来なかったのも反省点ですね。

構築掩体については、前段でも書きましたが規定の深さまで掘れておらず、また長さもわずかに短かったので、それは改善を要する点でした。

また、記録を残す為、広報の為とは言えスマホ置いてセルフタイマーで撮影するのはリエナクトの主旨からは外れるので悩ましい所ですが、まぁ仕方ないかなと。
コロナが悪いw

状況報告、安否報告の為にスマホを使用しましたが、状況中は報告のみで使用し、だらだらとTLを眺めるような事はしませんでした。
そこは個人的に良かったと思っています。

また、今回の主である「1人でもやる」と言う点は充分に実証できたかと思います。
1人でやる事による不便さ等もありましたが、自分1人なので変な妥協もせずにやれたのが良かったですね。

次はいつになるか判りませんが、また実施したいと思います。

あ、いや。
希望としては、メンバーでやりたいものですね。

一日も早い正常化を祈るのみです。
祈るだけではダメですね。

密を避け、マスク、うがい、手洗い。
みんながきちんとやれば、必ず克服できると信じています。











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Posted by 先任  at 18:00 │Comments(0)リエナクト

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