2012年11月19日

ハワイ私物研修 11 ニイハウ島事件

ハワイ私物研修 11 ニイハウ島事件

ハワイ私物研修の続きです。

今回はニイハウ島事件について。
パールハーバーの太平洋航空博物館では、ニイハウ島事件についても割合大きく展示されていました。

ハワイ私物研修 11 ニイハウ島事件

ニイハウ島事件については下記参照。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%A4%E3%83%8F%E3%82%A6%E5%B3%B6%E4%BA%8B%E4%BB%B6

現在でも諸説があり、断定できない複雑な事件ですが、まさにパールハーバー直後のハワイ日系人の複雑な心情を表すかのような事件やと感じます。

博物館の展示はアメリカらしく、感情を挟まず起こった事を実直に書いているように感じました。
ただ、ガイドによっては偏った案内がある場合もあるようです(w

私は日本人のガイドさんで、どちらかと言うと日本人的な解釈のガイドでしたが。

以下の写真は実際に零戦操縦士の西開地一飛曹とハワイ出身の日系二世ヨシオ・ハラダ氏が破壊した、零戦の残骸です。

ハワイ私物研修 11 ニイハウ島事件

ハワイ私物研修 11 ニイハウ島事件

ハワイ私物研修 11 ニイハウ島事件

ハワイ現住のカレオハノ氏や日系一世のシンタニ氏そして西開地一飛曹、ハラダ氏とその妻、梅乃夫人。
複雑なそれぞれの立場と、考え方、行動とその結果は、70年後の私がどうこう言えるような物でもありません。
ただ、事件とその結果による影響は日系人社会には大きなものであったのは事実でしょう。

祖国への忠誠と義務、軍人の責任。 アメリカ人としての立場と考え、そして日本にルーツを持つ日系人の心。
事件に関係した人々は、それぞれその最善を尽くそうとした結果なのだと思います。

これは失礼なのかもしれませんが、日系人部隊のリエナクトメントをするに当たって、彼らの思いもまた、考えたいとあらためて感じます。

ニイハウ島自体は個人所有のため簡単には行けないそうですが、いつか現地にも行ってみたいものです。





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Posted by 先任  at 10:26 │Comments(0)ハワイ研修日系部隊史

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