2020年05月13日

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

グアム旅行記の最終稿です。

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

有名な横井伍長(グアム戦当時階級)については、多くに記されてますので特に書きませんが、現在「ヨコイ・ケ-ブ」として観光に使用されている洞窟はもちろんレプリカで、本来の場所とは離れています。
実際の潜伏場所は多岐に渡り、横井伍長は用心深く、いくつかの拠点を移動しながら生活を送っていたそうです。
ヨコイケーブと呼ばれた、発見時に使用していた拠点はすでに土砂に埋もれ、正確な場所もわからなくなっているそうです。

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井氏が潜伏していたフィナ湖周辺からタロフォフォ方向を望みます。
この湿原と密林のどこかで戦後28年もの歳月を過ごしたと言うのは想像を絶しますね。


横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

最後に私設軍事博物館である「太平洋戦争博物館」をご紹介します。
この博物館は合衆国海兵隊のVietnamVeteranであるJohn Gerber氏が自身のコレクションを、グアム戦で戦った将兵を称えるために展示している物で、Gerbe氏自身はすでに亡くなられていますが、ご家族と友人が意思を継いで、展示を続けています。

展示状態は決して良好なものばかりではありませんが、日米を公平に扱っていると思われます。

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

展示車両は案内人の立会のもとで乗車する事も可能でした。
たまに戦後の車両も混じっていますが。
レストアして走行可能な状態にしたいと思うが、資金が無いとの話でした。


横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

屋外展示の色々。
九九艦爆は他所であまり見れない機体ですね。墜落機なので機体後部しか残っていませんが。
カリフォルニアのThe Air Museum Planes of Fameか、テキサスのNimitz Museum にしか現存(どれも完全ではない)が無いようです。


横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

その他の屋内展示物です。
ちょっと雑ではありますが、個人経営(たぶん赤字)なので致し方ないのでしょう。
それぞれの状態はともかく、展示量としてはなかなかのものです。
写真撮影は良いか聞いた所、なんでも撮って日本で見せて、是非多くの日本人に訪れて欲しい、との事でしたので遠慮なく上げさせていただきました。
なんせスマホしか持ち歩かない人なので、画質は悪いです。すみませんが。
ですから、なんらかの機会でグアムを訪れるような事があれば是非ご来訪下さい。



「千三十三日のグアム戦争」 芳賀建介著
サイズはA5版で250ページ。 写真も多く、カラーです。

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

横井伍長の事実や、7月21日アサン海岸上陸戦闘、25日の日本軍夜襲など読み応えのある内容。
日本軍兵士の勇戦を描く一方できちんと現地住民との間に起こった事実についても検証されています。
です。
なお、内容は著者が自身の戦跡捜索と、地元住民やグアムで実際に戦った兵士へのインタビュー、そして史料の検証を元にグアムでの日米の戦闘を時系列と戦域に分けて順次紹介していく内容です。

横井ケーブと太平洋戦争博物館 ~千三十三日のグアム戦争

グアムにある程度詳しくないと、聞きなれない地名に多少戸惑うこともあるかもしれませんが、本の前半中ほどにあるグアム地図を参照しながら読むと、日米両軍の行動や距離感覚がとても判り易くてお勧めします。

さて、この本は著者芳賀氏の自費出版であり、本屋の店頭には並びません。
ご購入方法は、著者本人へ連絡して通信販売することのみなのですが、現在私が無償で代行を承ります。
ご購入価格は送料込みの2000円です。
購入を希望される方は、メッセージやTwitter等で私にご連絡を下さいませ。


また、グアムを訪れる予定で紹介した戦跡等を巡りたいと言う方は、是非下記のケン・芳賀氏にご連絡をお取り下さい。
芳賀氏は観光ガイドが生業ですので、基本的にツアーは料金制です。
しかし、料金以上の物が必ずあると思います。
グアムの戦跡の多くは私有地であったり、軍敷地であったりで一般には入場できない場合も多く、また密林内は様々な危険もあり、日本の山野と同等に考えてはいけません。

ケン芳賀によるグアム太平洋戦争戦跡巡りツアー





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Posted by 先任  at 14:20 │Comments(0)そのたミリタリ

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